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内窓(二重窓)の費用と効果⁠|寒さ・結露・音への対策

窓

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運営:株式会社紺野商事 カベウチ編集部(編集方針)宅地建物取引業 東京都知事(1)第111070号

内窓を付けると、寒さや結露はどう変わるのか。今の窓を残して室内側に窓を足す工事で、費用は窓のサイズと数、ガラスの種類で上下します。

今ある窓の内側に付けた内窓を、手で開け閉めするイメージ

結論内窓の設置は6〜12万円が相場で、国の補助の対象になる

  • 内窓の設置費用は6〜12万円が相場。窓のサイズと数、ガラスの種類で上下し、先進的窓リノベ2026事業の補助の対象になる
  • 内窓は、今の窓の室内側にもう1つ窓を付ける工事で、壁を壊さずに済む
  • 窓が2重になり、窓からの熱の出入りや結露を減らす方法の一つになる
  • 開け閉めが2回になる、掃除するガラスが増えるといった手間もある

補助の申請の仕組みや併用の決まりは、先進的窓リノベ2026事業の解説で扱っています。この記事は、内窓そのものの効果と費用の考え方に絞ります。

内窓とは?寒さ・結露・音はどう変わる?

内窓とは、今ある窓の室内側に、もう1つ窓を新しく取り付けることです。二重窓や二重サッシとも呼ばれます。

外の窓はそのまま残すため、外壁や窓枠を壊す工事は要りません。

  • 既存の窓枠の内側に、新しい枠と窓を取り付ける
  • 外の窓と内窓の間に空気の層ができる
  • 国の補助では、今の窓から室内側へ50cm以内に平行に付けるものが対象

内窓は、窓からの熱の出入りを減らす方法の一つです。国土交通省の補助事業のテキストでは、冬の暖房時に逃げる熱の48%が窓などの開口部からという計算例が示されています。

  • 断熱:窓の熱の出入りが減り、暖房した熱が逃げにくくなる
  • 結露:室内側のガラスが冷えにくくなる。東京都の指針も、冷える部屋の対策に二重窓を挙げている
  • 防音:国のみらいエコ住宅2026事業は、内窓の設置を生活騒音に配慮した改修の一つとして補助している

ただし、室内の湿度が高いままだと、内窓でも結露することがあります。換気と組み合わせて考えてください。

ガラスはどれを選ぶ?

寒さと結露を減らしたい部屋にはLow-E複層ガラスが目安で、内窓の性能はガラスの種類で大きく変わります。日本サッシ協会の資料で、樹脂製の窓1つとしての熱貫流率(値が小さいほど熱を通しにくい)を比べると次のとおりです。

内窓の費用と性能を左右するガラス選びの目安として、日本サッシ協会の資料で樹脂製の窓の熱貫流率は、単板ガラス6.51、一般の複層ガラス2.91、Low-E複層ガラス(ガス入り)2.15、Low-Eガラス2枚の三層複層ガラス(ガス入り)1.60

数値は、付属部材なし・一定の中空層の厚さでの値です(単位W/㎡K)。Low-Eガラスとは、表面に特殊な金属の膜を付けて、熱を伝えにくくしたガラスのことです。

  • 寒さと結露を減らしたい北側の部屋:Low-E複層ガラス
  • 費用を抑えたい、あまり使わない部屋:一般の複層ガラスや単板ガラス
  • 国の補助を使うなら、性能区分S以上になる組み合わせを選ぶ

内窓の費用と補助額はいくら?

内窓の設置費用は6〜12万円が相場で、窓のサイズと数、ガラスの種類で上下します(リフォーム評価ナビ)。先進的窓リノベ2026事業では、中サイズ(性能区分S)1か所に34,000円の補助が出ます(2026年9月29日確認)。

2026年度は、先進的窓リノベ2026事業で1か所ごとに次の額が補助されます(戸建住宅、2026年9月29日確認、上限1戸100万円)。

サイズ(面積)性能区分P(Uw1.1以下)性能区分S(Uw1.5以下)
特大(4.0㎡以上)140,000円76,000円
大(2.8〜4.0㎡)89,000円52,000円
中(1.6〜2.8㎡)58,000円34,000円
小(0.2〜1.6㎡)36,000円22,000円

申請は登録した施工業者が行い、合計5万円以上が条件で、予算の上限に達し次第終わります。工事は今の窓枠の内側に取り付けるため、壁や外壁を壊す工事に比べて規模は小さく済みます。

日数は窓の数と枠の状態で変わるため、見積もりのときに聞いておくと安心です。どの窓に付けるか迷うときは、窓の大きさが分かる写真をLINEで送ってください。

付ける前に確かめたい5つの注意点

内窓を付けると、開け閉めや掃除など暮らしの手間が少し増えます。付けたあとで困らないよう、次の点を先に確かめておきます。

内窓の注意点は、開け閉めが2回になる、掃除するガラスの面が増える、窓枠の奥行きが足りるか、窓の前の家具やカーテンレールとぶつからないか、換気のときに両方を開ける手間の5つ

窓そのものを替える方法との比べ方は、窓の交換リフォームにまとめています。

床や天井も含めた家全体の断熱を考えるなら、断熱リフォームガイドが入り口です。

よくある質問

Q. 内窓の費用はいくらですか?

国土交通省の事業に採択された情報サイト、リフォーム評価ナビの費用相場では、内窓の設置は6〜12万円です。対象と認められれば、中サイズ(性能区分S)1か所に34,000円の補助が出ます。

Q. 内窓の費用はどう比べればいいですか?

窓ごとの金額は業者と製品で違うため、窓1つずつの製品名・サイズ・ガラスが書かれた見積もりで比べます。性能区分は、メーカーの性能証明書で確かめられます。

Q. 賃貸住宅でも内窓を付けられますか?

先進的窓リノベ2026事業は、賃借人も補助の対象者に含めています。ただ窓まわりに手を加えるため、家主や管理会社の了解を得てから進めてください。

Q. 内窓とカバー工法、どちらを選べばいいですか?

今の窓がまだ使え、手軽に断熱したいなら内窓、サッシが古く開け閉めも悪いならカバー工法が候補です。窓ごとに状態を見て選ぶと、費用と効果のつり合いを取りやすくなります。

Q. 小さな窓1つだけでも補助は使えますか?

補助は1申請で合計5万円以上が条件です。性能区分Sの小サイズは1か所22,000円なので、1つだけでは届きません。ほかの窓とまとめて申請する形になります。

まとめ

  • 内窓の設置費用は6〜12万円が相場で、2026年度は国の補助の対象になる
  • 窓からの熱の出入りや結露を減らす方法の一つで、ガラスはLow-E複層が性能の目安
  • 開け閉めや掃除の手間、窓枠の奥行きを先に確かめる

寒さや結露が気になる窓を1つ選び、幅と高さを測っておくと、見積もりと補助額の見通しが立てやすくなります。

出典

この記事は、次の資料を確かめて書いています。

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このテーマの基本ガイド

断熱リフォームガイド⁠|窓・床・天井で寒さと結露を減らす断熱リフォームは、熱の逃げやすい窓から始め、足元の冷えには床、2階の暑さ寒さには天井、と部位で選びます。冬に逃げる熱の48%は窓などからという国の計算例があり、窓の工事は2026年度の国の補助の対象です。