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外壁塗装は3回塗りが基本?塗る回数と仕上がりの確認方法

外壁

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運営:株式会社紺野商事 カベウチ編集部(編集方針)宅地建物取引業 東京都知事(1)第111070号

見積書に「3回塗り」とあっても、本当に3回塗られたかは、仕上がってからでは見分けにくいものです。外壁塗装の3回塗りは、工程ごとの写真と使った缶の数を工事中に残してもらえば、あとから確かめられます。

下塗り・中塗り・上塗りの3層を重ねた、外壁塗装の3回塗りの断面イラスト

結論下塗り1回と仕上げ2回。回数は塗料の仕様で決まる

  • 3回塗りは、下塗り1回と仕上げ用の塗料2回(中塗り・上塗り)が基本
  • 塗料ごとに、1回に塗る量と、次を塗るまでに空ける時間が決まっている
  • 中塗りと上塗りの色を変える、工程ごとに写真を撮るといった方法で確かめられる
  • 回数は塗料の仕様書で決まり、2工程で仕上げる塗料もある

外壁塗装はなぜ3回塗る?

3回塗るのは、下塗りで外壁と塗料を密着させ、仕上げの塗料を決められた量ずつ2回に分けて重ねるためです。

塗料メーカーの標準仕様では、下塗り・中塗り・上塗りの3工程が組まれています。関西ペイントの工程でも、下塗りのあとに上塗りを2回塗る流れです。

仕上げ用の塗料は、1回に塗る量が決められています。厚く1回で塗ると、その量を守れません。

外壁塗装の3回塗りは、下塗りで外壁と仕上げの塗料をくっつけ、中塗りと上塗りで同じ仕上げ用の塗料を2回重ねる

下塗り材の役割

下塗り材とは、外壁の表面と仕上げの塗料をくっつける役目の塗料のことです。外壁の素材や傷み具合で、使う製品が変わります。

  • シーラー:外壁が塗料を吸い込むのを抑え、密着させる
  • フィラー:細かな凹凸やひびを埋めて表面を整える
  • さび止め:鉄部のさびを抑える

日本ペイントの例では、同じ仕上げの塗料でも、サイディングとモルタル、鉄部で下塗り材の製品が分かれています。見積書に下塗り材の製品名があるかを確かめます。

塗り重ねまで何時間空ける?

日本ペイントのシリコン系塗料では、塗り重ねまで23℃で3時間以上、5〜10℃では8時間以上空けるよう決まっています。寒いほど長く待つので、冬は1日に塗れる回数が減ります。

外壁塗装の3回塗りで、日本ペイントのシリコン系塗料は塗り重ねまでに5〜10℃で8時間以上、23℃で3時間以上、30℃で2時間以上空ける(メーカーの目安)

1回あたりに塗る量(塗布量)も、1㎡あたり0.11〜0.17kgと決まっています。塗布量が分かると、面積から使う缶の数の見当がつきます。

国の工事の仕様書にも、使った量から1㎡あたりの塗付け量を推定する確かめ方があります。

工程写真で確認する方法

工程ごとに同じ場所の写真を撮ってもらうと、3回塗られたかをあとから確かめられます。写真では次の4つを見ます。

外壁塗装の工程写真で見るのは、同じ場所で撮っているか、工程ごとの色、缶のラベルと数、乾く時間が空いた日時の4つ

国の公共建築改修工事標準仕様書は、中塗りと上塗りの色を変えるなどして、全面に均一に塗られたか確かめるとしています。色分けを頼めるかは、契約の前に施工会社と決めておきます。

回数を減らす手抜きが心配なときも、写真と缶の数がそろえば確かめやすくなります。見積書で回数を読む方法は外壁塗装の見積書の見方にまとめています。

仕様により回数が変わる塗料もある

塗る回数は塗料の仕様書で決まり、3回ではない塗料もあります。回数が少ないこと自体より、仕様書どおりに塗られているかが大切です。

  • 外壁の柄を残すクリヤー塗料:中塗り・上塗りの2工程で仕上げる製品がある(日本ペイント)
  • 同じ仕上げの塗料でも、外壁の素材によって下塗り材が変わる
  • クリヤー塗料は、シーリングの上には塗らないよう注意書きがある製品もある

工事全体の順番は外壁塗装の工程で確かめられます。見積書に書かれた回数と製品名がこの塗料の仕様に合っているか気になるときは、見積書の該当ページをLINEで送ってください。

塗り替えの全体像は外壁塗装の基礎ガイドにあります。

よくある質問

Q. 4回塗りにすれば、そのぶん長持ちしますか?

回数を増やせば持ちが延びるとは限りません。塗料ごとに決められた回数と塗布量で塗ることが前提なので、仕様書にない回数を勧められたら理由を聞いてください。

Q. 中塗りと上塗りを同じ色で塗ると、確かめられませんか?

色が同じでも、工程ごとの写真と日時、使った缶の数がそろえば確かめられます。色を変える方法を使えるかは、契約の前に施工会社と相談してください。

Q. 雨が上がった翌日に、すぐ塗っても大丈夫ですか?

外壁が湿っていると塗料が乾きにくくなります。国の工事の仕様書も湿度85%以上や結露のあるときは塗らないとしているので、表面が乾くのを待ちます。

まとめ

  • 外壁塗装の3回塗りは、下塗り1回と仕上げ用の塗料2回が基本
  • 塗布量と乾燥時間は塗料ごとに決まっている
  • 工程写真・缶の数・色分けで、塗られた回数を確かめる

契約の前に、塗料の製品名と工程写真の受け渡しの有無を見積書に書き添えてもらうと、工事中の確認が楽になります。

出典

この記事は、次の資料を確かめて書いています。

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外壁塗装の基礎ガイド⁠|時期・流れ・費用・業者選びの全体像外壁塗装は、30坪前後・シリコン系で64〜90万円、10〜15年ごとが目安の工事です。塗り替えの時期は年数より劣化サインで決め、業者は見積書の細かさと保証書の中身で選びます。