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外壁の劣化サインと補修の目安⁠|症状別の見分け方と緊急度

外壁

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運営:株式会社紺野商事 カベウチ編集部(編集方針)宅地建物取引業 東京都知事(1)第111070号

色あせ、白い粉、細いひび。外壁の劣化のサインは種類が多く、どれが急ぐものか分かりにくいものです。急ぐかどうかの分かれ目は、その症状から雨水が建物の中に入るおそれがあるかどうかです。

色あせ・チョーキング・膨れ・ひび割れと、外壁の劣化が進む順に並べたイラスト

結論色あせは様子見、ひび・膨れ・雨じみは早めに相談

  • 塗膜は色あせ→チョーキング→膨れ・ひび割れ・はがれの順に傷み、目地は10年ほどで痩せ始める
  • 色あせや軽い汚れは様子見、広い範囲のチョーキングは塗り替えを計画する
  • 幅0.3mmを超えるひび、膨れ、浮き、室内の雨じみは早めに専門業者へ

症状ごとの緊急度と補修の選び方を中心にし、自分で見て回る順番と記録のしかたは外壁の点検を自分でする方法に分けています。

外壁の劣化はどの順に進む?

外壁の劣化は、まず表面の塗膜から始まり、やがて目地や下地へと順に進んでいきます。紫外線や雨にさらされ続けることで、塗膜の樹脂が表面から少しずつ分解していくためです。

  • 塗膜:新築から5〜10年で色あせやつやの低下、10年前後でチョーキング(手に白い粉がつく状態)が出る
  • 目地:シーリング材は10年ほどで痩せ始め、ひび割れ、はく離へと進む
  • 下地:塗膜が薄くなると水を吸いやすくなり、モルタルのひびやサイディングの割れにつながる

国の研究所の資料では、西側の壁や軒の出が小さい壁ほど、こうした劣化が早めに出るとされています。外壁材によっても、出やすい劣化は違います。

外壁材出やすい劣化
モルタルひび割れ(乾くときに縮み、引っ張りに弱い)、塗膜の膨れ、下地からの浮き
窯業系サイディング目地のシーリングの痩せ・はく離、塗膜が薄くなった後の割れや反り
共通色あせ、チョーキング、カビや藻の汚れ

サイディングは、地震などでひび割れや脱落が起こりにくい材料とされています。そのぶん、目地と塗膜の傷みが点検の中心になります。

外壁の劣化サインの一覧

外壁の劣化サインは、塗膜・汚れ・目地・ひび・はがれに関わる、大きく分けて次の6つです。どれも、目で見るか手で触れる簡単な方法で見つけられます。

外壁の劣化サインは、色あせとつやの低下、カビや藻の汚れ、チョーキング、目地のシーリングの痩せやひび、外壁のひび割れ、塗膜の膨れやはがれの6つ

6つのうち見分けに迷いやすいのは、白い粉とひびです。ひびは幅0.3mmを超えるかどうかで補修の要否が分かれ、測り方は外壁のひび割れの種類と補修に載せています。

どの症状なら急ぐ?緊急度の目安

急ぐのは、幅0.3mmを超えるひび、膨れ・はがれ・浮き、室内の雨じみのように、雨水が建物の中に入るおそれがある症状です。国の研究所の資料と、その中の対応措置の表をもとにまとめると次のとおりです。

症状緊急度対応の目安
色あせ・つやの低下様子見この時点では塗り替えは要らない
カビや藻の汚れ様子見性能への影響は小さい。湿気の原因を減らす
チョーキング計画広い範囲なら塗り替えを考える
目地の痩せ・ひび計画打ち替えを検討する
幅0.3mm以下のひび様子見経過を見て、塗り替え時に処理
幅0.3mmを超えるひび早めに相談補修の対象
膨れ・はがれ・浮き早めに相談専門業者に見てもらう
室内の雨じみすぐ相談原因を専門家に調べてもらう

傷みが進むと、下地を直す範囲が広がって費用が増えることがあります。傷み具合の見立てに迷ったら、気になる箇所の写真をLINEで送ってください。

外壁の劣化は、どこまで自分で確かめられる?

地上から見える範囲の色あせ、チョーキング、ひび、目地の傷みは、自分でも確かめられます。一方で、高い所と壁の中の状態は、プロに任せる範囲です。

自分で確かめられるプロに頼む
手の届く面のチョーキング2階から上と屋根
ひびの幅(芯やクラックスケールで)ひびの深さと原因
目地の痩せやすき間モルタルの浮きの範囲
室内の雨じみの有無雨水が入る経路

点検の間隔は外壁材で違い、住宅金融支援機構の目安は次のとおりです。

外壁の劣化を点検する間隔の目安は、金属系サイディングが2〜3年ごと、窯業系サイディングが3〜4年ごと、モルタルとタイルが2〜3年ごと

点検の結果から、塗り替えどきの見当をおうち診断でつけることもできます。

塗装の周期そのものは外壁塗装は何年ごとかの目安で整理しています。

補修方法の選び方

補修は、傷みの範囲が狭く浅ければ部分補修、深く広ければ部分交換や全面的な工事を選びます。国の研究所の資料では、点検の結果に応じた対応を6つの段階で示しています。

外壁の点検結果に応じた対応は、何もしない、経過を見る、元に戻す、部分補修、部分交換や全面交換、専門家に原因を調べてもらうの6段階
  • 部分補修:狭い範囲のひびや、一部の目地の傷み
  • 塗り替え:広い範囲のチョーキングや、塗膜の傷みが家全体に出ているとき
  • 打ち替え:目地のシーリングが痩せたり、外壁材からはがれたりしているとき
  • 張り替え・重ね張り:サイディングの反りや割れが広いとき

目地の打ち替えと塗り替えは、同じ足場でまとめて行うと足場代が一度で済みます。どの方法でも、補修の前に傷みの原因を取り除くことが、再発を防ぐ基本です。

サイディングは、塗膜が薄くなると雨水を吸いやすくなり、湿ったり乾いたりをくり返すうちに基材が割れることがあります。反りや割れが一部なら部分交換、家全体に広がっていれば張り替えや重ね張りを比べます。

よくある質問

Q. 築10年でまだきれいに見えても点検は要りますか?

見た目がきれいでも、目地のシーリングは10年ほどで痩せ始めます。塗膜のチョーキングもこの時期に出やすいので、築10年前後で一度、目地と外壁をまとめて見ておくと安心です。

Q. 一部の面だけ傷んでいるときは、その面だけ直せますか?

狭い範囲のひびや目地なら、部分補修で済むことがあります。ただし塗り替えは足場が要るので、ほかの面も数年で傷みそうなら、まとめて工事したほうが総額を抑えやすくなります。

Q. 室内の雨じみの原因は外壁ですか?

外壁のほか、窓まわりや屋根、ベランダが原因のこともあり、水は上から下へ流れるので、しみの真上に原因があるとは限りません。原因の場所は専門家に調べてもらってください。

Q. カビや藻は放っておいても大丈夫ですか?

国の研究所の資料では、汚れそのものが壁の性能を大きく損なうことはないとされています。ただし湿気がこもる環境のしるしなので、植栽の剪定や風通しの改善で原因を減らしてください。

Q. 劣化を遅らせるために、日ごろできることはありますか?

住宅金融支援機構は、外壁の汚れが長く付くと塗装の劣化を早めるとして、早めに落とすよう勧めています。壁に覆いかぶさる植木を切り、風通しと日当たりを保つことも役立ちます。

まとめ

  • 外壁の劣化は、塗膜から目地、下地へと進むのが一般的
  • 色あせは様子見、広いチョーキングは計画、ひび・膨れ・雨じみは早めに相談
  • 補修は範囲と深さで選び、原因を取り除いてから直す

前回の塗装から何年たつかを書類で確かめ、10年を過ぎていれば目地の状態から見てみましょう。

出典

この記事は、次の資料を確かめて書いています。

写真を送るだけで、LINEから相談できます

外壁のひびも、はがれた壁紙も、スマホで撮って送るだけ。工事の進め方や費用の目安を相談できます。

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相談だけでも大丈夫です。

このガイドの続きの記事

  1. 01外壁のひび割れの種類と補修⁠|ヘアクラックと構造クラック5分で読めます
  2. 02外壁のチョーキングとは⁠|手に白い粉がつく原因と対処法4分で読めます