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外壁のひび割れの種類と補修⁠|ヘアクラックと構造クラック

外壁

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運営:株式会社紺野商事 カベウチ編集部(編集方針)宅地建物取引業 東京都知事(1)第111070号

外壁に細い線のようなひびを見つけると、家が傷んでいるのではと不安になります。外壁のひび割れは、幅と場所で深刻さが大きく変わります。目安は幅0.3mmで、それより細いひびなら慌てて埋めなくてかまいません。

細いヘアクラックと幅の広いひびで雨水の入り方を比べた、外壁のひび割れのイラスト

結論幅0.3mmが境目。基礎のひびや広がるひびは専門家へ

  • 幅0.3mm以下の細いヘアクラックは、水が入りにくく、すぐに補修しなくてよい
  • 幅0.3mmを超えるひびは、補修の対象として専門業者に相談する
  • 基礎のひびは幅0.5mm以上やさび汁を伴うものに注意する
  • 幅はシャープペンシルの芯やクラックスケールで測れる

ひび以外の症状も含めた急ぐ順番は、外壁の劣化サインと補修の目安の表で確かめられます。

外壁のひび割れは何mmから補修する?

外壁のひび割れは幅0.3mmを境に考え方が分かれ、0.3mm以下なら経過観察、超えれば補修の対象です。国の研究所の資料では、0.3mmを超えないひびは水が入りにくく、直ちに補修しなくても経過を見ればよいとされています。

外壁のひび割れは、幅0.3mm以下なら経過観察、0.3mmを超えれば補修の対象、基礎の幅0.5mm以上やさび汁を伴うひびは専門家に見てもらう
呼び名幅の目安考え方
ヘアクラック0.3mm以下経過観察。塗り替えのときに処理する
幅の大きいひび0.3mmを超える補修の対象
構造クラック(通称)幅が大きく深い建物の動きが関わる可能性。専門家に見てもらう

「構造クラック」は、建物の構造が関わるおそれのある大きなひびを指す通称で、決まった定義はありません。呼び名より、幅・深さ・広がり方で判断してください。

ヘアクラックの特徴と対処

ヘアクラックとは、髪の毛ほどの細さで、多くの場合は深さも浅いひび割れのことです。モルタルは乾くときに縮み、引っ張る力にも弱いため、施工に問題がなくても入りやすい材料です。

  • 幅0.3mm以下で、長さが短く、数が少なければ経過を見る
  • 次の塗り替えのときに、下地処理で埋めてから塗る
  • 数が増えたり、幅が広がったりしたら点検を頼む
  • 手に白い粉もつくなら、塗膜の傷みも進んでいる(外壁のチョーキングの見方)

モルタル外壁の手入れはモルタル外壁のメンテナンスで詳しく紹介しています。

幅の大きいひびや基礎のひびはどう見る?

幅0.3mmを超えるひびは、すき間から雨水が入るおそれがあるため、補修の対象として考えます。国の研究所の資料でも、モルタルやタイルの幅0.3mmを超えるひびは補修とされています。

基礎のひびは、国の住宅紛争処理の参考基準で、幅0.3〜0.5mmなら構造の不具合の可能性が一定程度、0.5mm以上かさび汁を伴えば高いとされています。新築から10年以内の紛争のための基準ですが、見分ける目安になります。

  • ひびから茶色いさび汁が出ている
  • ひびの両側に段差がある、すき間から奥が見える
  • 数か月のうちに長くなった、幅が広がった

当てはまるときは、自分で埋めずに専門家に見てもらってください。

ひび割れの補修方法

補修の方法は、ひびの幅と、ひびが今も動き続けているかどうかの2つを見て選ぶのが基本です。住宅紛争処理の技術資料には、次のような方法が示されています。

方法向いているひび
塗り替え時の下地処理0.3mm以下のヘアクラック
樹脂注入基礎などの細めのひびに、低い圧力で樹脂を入れる
Uカットシール材充填ひびに沿ってU字の溝を切り、補修材を詰める。幅の大きいひび向け

市販の補修材で表面だけ埋めると、原因が分からないまま見えなくなることがあります。補修の前に、ひびの原因と奥の状態を見てもらうのが先です。

専門家に見てもらう状態と記録の仕方

さび汁や段差、広がるひびがあれば専門家に見てもらい、それ以外は幅を測って記録しながら様子を見ます。幅は、シャープペンシルの芯を当てるのが手軽で、クラックスケールがあればより正確です。

外壁のひびの記録は、芯やクラックスケールで幅を測る、場所と長さを写真に撮る、日付を書いて残す、数か月後に同じ場所で比べるの4段階

補修の進め方で迷ったら、シャープペンシルの芯を当てて撮った写真をLINEで送っていただければ、施工会社の立場から相談に乗ります。

ほかに気になる症状があれば、おうち診断に答えると家全体の傷み具合を振り返れます。

よくある質問

Q. サイディングにもひび割れは起きますか?

起きます。塗膜が傷んで水を吸うと、サイディングの基材そのものが割れることがあるので、目地のシーリングのひびと合わせて見ておくと安心です。

Q. ひびを自分でコーキングしてもいいですか?

おすすめしません。原因を確かめないまま埋めると奥の傷みが見えなくなるので、まず幅と場所を記録し、専門業者に相談してください。

Q. 地震のあとにひびが増えました。

地震の後に増えたひびは、建物が揺れで動いた跡の可能性があります。基礎や窓まわりに新しいひびや段差がないかを写真で残し、早めに専門家の点検を受けましょう。

まとめ

  • 外壁のひび割れは、幅0.3mm以下なら経過観察、超えれば補修の対象
  • 基礎の0.5mm以上、さび汁、段差、広がるひびは専門家に見てもらう
  • 自分で埋める前に、幅と場所を写真と日付で記録する

家にあるシャープペンシルの芯の太さを確かめ、気になるひびに当ててみるところから始めましょう。

出典

この記事は、次の資料を確かめて書いています。

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外壁のひびも、はがれた壁紙も、スマホで撮って送るだけ。工事の進め方や費用の目安を相談できます。

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このテーマの基本ガイド

外壁の劣化サインと補修の目安⁠|症状別の見分け方と緊急度外壁の劣化は、塗膜の色あせからチョーキング、膨れやひび割れへと進み、目地は10年ほどで痩せ始めるのが一般的です。急ぐのは幅0.3mmを超えるひび、膨れや浮き、室内の雨じみで、色あせだけなら様子見でかまいません。