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モルタル外壁の塗装とひび割れ補修⁠|メンテナンスの方法

外壁

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運営:株式会社紺野商事 カベウチ編集部(編集方針)宅地建物取引業 東京都知事(1)第111070号

モルタル外壁の塗装とひび割れの補修は、ひびの幅0.3mmを境に進め方が変わります。0.3mm未満の細いひびなら、すぐに補修しなくても経過を見てよい幅です。

モルタル外壁の塗装の前に、ひびへへらで補修材を埋める下地処理のイメージ

結論ひびの幅を測ってから、補修と塗り替えを決める

  • 幅0.3mm未満のひびは、下地調整塗材を塗ってから塗り替える
  • 幅0.3mm以上のひびは下地まで調べ、U字の溝を切って埋める
  • 塗り替えには、伸び縮みに強い可とう形の改修用塗材がよく使われる
  • 新しく塗る模様は、リシン・吹付けタイル・スタッコなどから選ぶ

モルタル外壁の塗装は何年ごと?12年で約半数が塗り替え

モルタル外壁は、築12年で約半数、15年で約7割の家が塗り替えていたという調査があります(国総研の資料で紹介)。塗膜は色あせから傷み始め、10年前後でチョーキングが出てきます。

モルタル外壁の塗装は、5年ごろから色あせやつやの低下が出て、10年前後でチョーキングが出る。12年で約半数、15年で約7割の家が塗り替えていた

モルタル外壁とは、金網(ラス)の上にモルタルを塗り、表面を仕上塗材で仕上げた継ぎ目のない外壁のことです。乾くときに縮むため、国総研の資料は施工に問題がなくてもひびが出やすいとしています。

色あせだけの段階なら、急いで塗り替えなくてかまいません。外壁材ごとの違いは外壁材の種類とメンテナンスで比べています。

ひび割れの補修はどうする?幅0.3mmが境目

ひび割れの補修は、幅0.3mm未満なら下地調整塗材を塗り、0.3mm以上ならU字の溝を切って埋めてから塗り替えます。日本建築仕上材工業会の改修マニュアルは、次のように使い分けています。

ひびの幅補修の方法
0.3mm未満ひびの部分か全面に下地調整塗材を塗り、仕上塗材で塗り替える
0.3mm以上モルタルを削って下地まで調べ、U字の溝を切って埋めてから塗り替える

幅はクラックスケールという目盛りの付いた道具で測れます。国総研の資料は、太さの分かるシャープペンシルの芯を当てるとおおよその幅が分かると紹介しています。

幅0.3mm以上のひびの補修は、下地まで調べる、ひびに沿ってU字の溝を切る、溝に下地調整塗材を詰める、全面か部分を塗り替える、の順に進む

ひびの幅ごとの緊急度は外壁のひび割れの種類と補修で詳しく扱っています。幅を測りにくいときは、定規を当てて撮った写真をLINEで送ってください。

モルタル外壁の塗装はどの塗材がいい?伸び縮みする可とう形

モルタル外壁の塗り替えでは、下地の小さな動きに合わせて伸び縮みする塗材を選ぶと、ひびが表に出にくくなります。日本建築仕上材工業会は、可とう形改修用仕上塗材での塗り替えが一般的になっているとしています。

  • 可とう形改修用仕上塗材:微弾性フィラーとも呼ばれる。多くの既存の塗膜の上に使える
  • 防水形の仕上塗材:JISで伸びの性能が決められている
  • 上塗りの塗料:ふっ素系、シリコーン系、ウレタン系、アクリル系の順に長持ちしやすい

今の塗膜と新しい塗材には相性があるので、同工業会は事前の試し塗りをすすめています。30坪前後の2階建てをシリコン系で塗るなら、足場込みで劣化が少なければ64〜90万円です。条件ごとの差はかんたん見積もりシミュレーターで比べられます。

仕上げ模様はリシン・吹付けタイル・スタッコから選ぶ

仕上げの模様は、見た目の好みに加えて、汚れの付きやすさと今の模様との合わせやすさで選びます。代表的な3つを比べると次のとおりです。

模様見た目と特徴
リシン砂壁のような薄い仕上げ。表面が粗く、藻やカビの胞子が付きやすい
吹付けタイル凹凸のある模様。上に塗る塗料で色・つや・耐候性を出す
スタッコ比較的厚く塗る大きな凹凸。セメント系と樹脂系がある

ひびの補修跡は、周りの模様と合わせないと目立ちます。部分補修で済ませるか全面を塗り直すかは、模様を合わせられるかも含めて決めてください。

窯業系サイディングの家の塗り替えは窯業系サイディングの塗装で扱っています。

よくある質問

Q. 細いひびを見つけたら、すぐ補修したほうがいいですか?

国総研の資料では、幅0.3mmを超えないひびは水が入りにくく、すぐに補修しなくても経過を見ればよいとされています。長さや幅が広がっていないか、写真で記録しておくと判断しやすくなります。

Q. モルタル外壁はサイディングより塗装の費用が高いですか?

当サイトのシミュレーターでは、同じ広さと塗料ならモルタルのほうが少し高く出る設定です。実際の金額は、ひびの補修がどれだけ要るかでも変わります。

まとめ

  • モルタル外壁の塗装は、ひびの幅0.3mmを境に下地の補修方法が変わる
  • 塗り替えには、伸び縮みに強い可とう形の改修用塗材がよく使われる
  • 仕上げの模様は、汚れの付きやすさと補修跡の目立ちにくさで選ぶ

ひびを見つけたら、位置と長さが分かるように写真を撮り、半年ほど後に同じ場所を撮り比べてみてください。

出典

この記事は、次の資料を確かめて書いています。

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このテーマの基本ガイド

外壁材の種類とメンテナンス⁠|サイディング・モルタル・ALC外壁材の種類は、新築戸建ての80.2%を占める窯業系サイディングのほか、モルタル、金属系、ALC、タイルがあります。点検は2〜4年ごと、全面補修の検討は15〜20年が目安で、見分ける手がかりは目地と表面の模様です。