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外壁材の種類とメンテナンス⁠|サイディング・モルタル・ALC

外壁

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運営:株式会社紺野商事 カベウチ編集部(編集方針)宅地建物取引業 東京都知事(1)第111070号

わが家の外壁材の種類が分かると、いつ、どんな手入れをすればよいかが見えてきます。最初に見るのは、外壁に縦の目地が入っているかどうかです。

外壁材の種類を見比べる、サイディング・モルタル・金属・ALC・タイルの見本のイメージ

結論新築の8割は窯業系サイディング。点検は2〜4年ごと、全面補修は15〜20年

  • 新築戸建ての外壁は、窯業系サイディングが80.2%を占める(2022〜23年の調査)
  • 見分ける手がかりは、目地の有無、表面の模様、新築時の仕様書
  • 点検は2〜4年ごと、全面補修の検討は15〜20年が目安(住宅金融支援機構)
  • 補修は、傷みの深さで塗装・カバー工法・張り替えから選ぶ

外壁材の種類は?見分け方は目地と表面の模様

戸建ての外壁材は、板を張る「サイディング」と、現場で塗って仕上げる「モルタル」に大きく分かれます。日本サッシ協会の調査では、2022〜23年に建った戸建ての外壁の8割が窯業系サイディングでした。

外壁材の種類の割合は、2022〜23年に建った戸建てで窯業系サイディングが80.2%、その他のサイディングが9.8%、モルタルが6.8%、その他が3.2%

この割合は新しく建った家のもので、今ある家全体の割合ではありません。見た目の違いは次のとおりです。

外壁材見た目の特徴
窯業系サイディング板状で、タイル調や木目調などの柄がある。縦に目地が入る
金属系サイディング薄い金属の板で、軽い。表面に金属の質感がある
モルタル継ぎ目のない塗り壁。表面に砂や凹凸の模様がある
ALC厚みのあるパネルを並べ、つなぎ目が等間隔に入る
タイル焼き物の小さな板が、目地をはさんで並ぶ

確実なのは、新築時の仕様書や図面の「仕上表」で製品名を確かめる方法です。書類が見つからないときは、外壁を少し離れた所と近くから撮った写真を送って、LINEで種類を相談できます。

窯業系サイディングは何年ごとに手入れする?

窯業系サイディングは、表面の塗装と目地のシーリングを10年前後で手入れする外壁材です。セメント質の原料と繊維を混ぜて、板状に固めてつくられます。

  • 表面の塗り替え:新築から7〜12年が目安(日本窯業外装材協会)
  • 目地のシーリング:耐用年数は一般に10年程度(国土交通省)
  • 専門家の点検:3〜4年ごと(住宅金融支援機構)

目地は、古い材料を撤去して入れ直す打ち替えが基本です。やり方と増し打ちとの違いはシーリングの打ち替えと増し打ちの違いで扱っています。

柄を残すクリヤー塗装は、塗膜の傷みが進む前しか選べません。塗り替えのサインと塗料の選び方は窯業系サイディングの塗装にまとめています。

モルタル外壁は、ひびの幅0.3mmで手入れが変わる

モルタル外壁は、継ぎ目のない仕上がりにできる反面、乾いて縮む性質があり、ひび割れが出やすい外壁です。金網(ラス)の上にモルタルを塗り、その表面を仕上塗材で仕上げています。

  • 幅0.3mmを超えないひびは水が入りにくく、経過を見ればよい(国総研)
  • 0.3mm以上のひびは、モルタルを削って下地まで調べる(日本建築仕上材工業会)
  • 専門家の点検:2〜3年ごと(住宅金融支援機構)

ひびの補修方法と、ひびに強い塗材の選び方はモルタル外壁のメンテナンスで詳しく紹介しています。

ALC・タイル・金属は、表面の仕上げと目地から傷む

ALC・タイル・金属系サイディングも、材料そのものより、表面の仕上げと目地の傷みから手入れの時期が来ます。ALCとは、内部に細かい気泡を含んだ軽量コンクリートのパネルのことです。

外壁材特徴手入れで見る所
ALC軽いコンクリートのパネル表面の防水の塗装と目地のシーリング
タイル塗装より耐用年数が長いタイルの浮き・はがれ、目地のひび
金属系サイディング窯業系の約4分の1の重ささび、へこみ、つなぎ目の傷み

ALCの外壁は、住宅瑕疵担保責任保険の設計施工基準で、表面に雨水の浸透を防ぐ仕上げを施すことが決められています。塗膜が傷んだまま放っておかないことが手入れの中心です。

タイルは国土交通省の資料でも長持ちする仕上げとされますが、浮きやはがれは起こります。金属系は、住宅金融支援機構の目安で2〜3年ごとの点検が勧められています。

外壁の点検は何年ごと?外壁材ごとの間隔

住宅金融支援機構の目安では、どの外壁材も全面補修の検討時期は15〜20年くらいで、違いが出るのは点検の間隔です。モルタル・タイル・金属系は、窯業系サイディングより短い間隔が示されています。

外壁材別の点検の間隔の目安は、金属系サイディングが2〜3年ごと、窯業系サイディングが3〜4年ごと、タイルが2〜3年ごと、モルタルが2〜3年ごと

点検は、ふだんの目視と、数年に一度の専門家による点検を組み合わせます。自分で見るときは、次の4つを確かめてください。

自分でできる外壁の点検は、手でこすると白い粉がつくか、ひび割れがないか、目地がやせたりはがれたりしていないか、板の反りや浮きがないか、の4つ

2階から上や屋根は、自分では上らずに専門業者に任せてください。気になるサインの深さはおうち診断で大まかに確かめられます。

補修は塗装・カバー工法・張り替えのどれ?

補修の方法は、傷みが塗膜だけなら塗装、外壁材の傷みが広く下地が健全ならカバー工法、壁の中まで傷んでいれば張り替えです。浅い傷みほど工事は小さく、費用も抑えやすくなります。

30坪前後の2階建てをシリコン系で塗り替える費用は、足場込みで、劣化が少なければ64〜90万円です。3つの工法の比べ方は塗装・カバー工法・張り替えの選び方にまとめました。

どの工法でも2階の工事には足場が要ります。屋根や雨どいの手入れと時期をそろえると、足場を組む回数を減らせます。

よくある質問

Q. 自分の家の外壁材の種類は、どうすれば分かりますか?

新築時の仕様書や図面の仕上表、住宅会社の保証書に製品名が書かれていることがあります。見つからなければ、目地の有無と表面の模様からおおよその種類が分かります。

Q. いちばん手入れが楽な外壁材はどれですか?

全面補修を考える時期は、どの外壁材も15〜20年くらいで大きな差はありません。違いは点検の間隔で、窯業系サイディングは3〜4年ごと、金属系・モルタル・タイルは2〜3年ごとが目安です(住宅金融支援機構)。

Q. 外壁材によって塗装の費用は変わりますか?

変わります。当サイトのシミュレーターも外壁材を選ぶと費用の目安が変わる仕組みで、実際の差は傷み具合を見たうえでの見積もりで確かめます。

Q. ALCとサイディングは何が違いますか?

ALCは厚みのある軽量コンクリートのパネルで、表面の塗装で雨水の浸透を防ぐ前提の外壁材です。サイディングは工場で表面まで仕上げた板を張る外壁材です。

まとめ

  • 外壁材の種類は、新築戸建てでは窯業系サイディングが約8割を占める
  • どの外壁材も、表面の仕上げと目地の手入れが中心で、全面補修の検討は15〜20年が目安
  • 傷みの深さで、塗装・カバー工法・張り替えを選び分ける

まずは新築時の仕様書を探し、外壁の製品名と前回の手入れの時期をメモしておくと、次の点検の時期を決めやすくなります。

出典

この記事は、次の資料を確かめて書いています。

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このガイドの続きの記事

  1. 01外壁のシーリング打ち替えと増し打ちの違い⁠|費用と時期5分で読めます
  2. 02窯業系サイディングの塗装⁠|塗り替え時期の目安と失敗しない注意点5分で読めます
  3. 03外壁の張り替えとは⁠|費用の目安と必要になるケース5分で読めます
  4. 04外壁カバー工法とは⁠|費用・工期・向いている家の条件4分で読めます
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  6. 06モルタル外壁の塗装とひび割れ補修⁠|メンテナンスの方法4分で読めます