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外壁の張り替えとは⁠|費用の目安と必要になるケース

外壁

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運営:株式会社紺野商事 カベウチ編集部(編集方針)宅地建物取引業 東京都知事(1)第111070号

塗り替えでは追いつかないほど、外壁の板が割れたり反ったりしている。そんなときに候補になるのが外壁の張り替えです。壁の中まで傷んでいるなら、上から覆わずに、はがして下地から直す張り替えを選びます。

古い外壁材をはがし、防水シートと下地から直す外壁の張り替えのイメージ

結論費用は平均約254万円。板や壁の中の傷みが広いときの工事

  • 張り替えの費用は平均約254万円、カバー工法は約142万円(ヌリカエの外装の見積もり2,655件の集計)
  • 張り替えは、今の外壁材をはがし、新しい外壁材を張り直す工事
  • 板の割れ・反りが広い、壁の中まで雨水が回っているときに選ぶ
  • 2006年9月より前に建てた家は、石綿の事前調査の結果も費用に響く

外壁の張り替えとは?下地まで直せる工事

外壁の張り替えとは、今ある外壁材を取り外し、新しい外壁材を取り付け直す工事のことです。壁をいったん開けるので、防水シートや下地の木材の状態を目で確かめられます。

工事今の外壁材壁の中の確認
塗装残して塗るできない
カバー工法残して上に張るほぼできない
張り替え撤去するできる

塗装とカバー工法を含めた3つの工法の選び方は塗装・カバー工法・張り替えの選び方で比べています。

張り替えが要るのは、塗装で直らない傷みがあるとき

張り替えを考えるのは、傷みが外壁材そのものや壁の中に及び、表面を塗り直しても直らない状態のときです。国総研の資料も、深く広い劣化は部分交換や全面的な交換を検討するとしています。

外壁の張り替えが必要になる状態は、板の割れや欠けが多い、反りや浮きが広い、雨漏りや壁の中の腐れがある、塗膜が失われて板の素地が出ている、の4つ

住宅金融支援機構の目安では、サイディングやモルタルの外壁は15〜20年くらいが全面補修の検討時期です。日本窯業外装材協会は、張り替えるときは専門家が下地まで含めて診断するよう求めています。

表面の傷みは広くても壁の中が健全なら、今の外壁を残す外壁カバー工法も候補になります。

張り替えの費用はいくら?面積と下地で上下する

外壁の張り替えの費用は平均約254万円で、カバー工法(約142万円)より撤去と処分のぶん高くなります。一括見積サービスのヌリカエが、外装の見積もり2,655件から工法ごとに出した平均です(2026年2月更新)。

金額は、外壁の面積に新しい外壁材の単価を掛け、撤去・処分、下地の補修、足場代を足した額です。見積もりでは、次の5つの内訳をそろえて比べます。

  • 新しい外壁材と取り付け金具(面積×単価)
  • 今の外壁材の撤去と処分
  • 防水シートや下地の木材の補修
  • シーリング、水切り、窓まわりの部材
  • 足場の設置と解体

当サイトのシミュレーターは、外壁の面積を「延べ床の坪数×3.3×1.2」で見積もります。見積書の数量が、この目安から大きくずれていないかの確認に使えます。

シミュレーターの式(延べ床の坪数×3.3×1.2)で出した仮の計算では、外壁の面積は延べ床20坪で約79㎡、30坪で約119㎡、40坪で約158㎡

比べる材料として、30坪前後の2階建てをシリコン系で塗り替える費用は、足場込みで、劣化が少なければ64〜90万円です。塗り替えの費用はかんたん見積もりシミュレーターで確かめられます。

石綿(アスベスト)の調査は要る?工事前の調査が義務

外壁の張り替えでは、規模にかかわらず、石綿が含まれていないかを工事前に調べることが義務になっています。見つかったときは撤去のしかたに決まりがあり、費用と工期が増えます。

  • 2006年9月から、石綿を含む製品の製造と使用が禁止された
  • それより前の外壁材で見つかると、切らずに手作業で外すなどの決まりがある
  • 2023年10月からは、資格を持つ人が調べることになった

張り替えでは防水シートと下地も直す

張り替えで大事なのは、見えなくなる防水シートと下地を、新しい外壁材で覆う前に直しておくことです。サイディングの外壁は、外壁材と防水シートの二重で雨を防ぐ仕組みになっています。

張り替えの工事は、足場と養生、今の外壁材の撤去と石綿の確認、防水シートと下地の補修、新しい外壁材の取り付け、シーリングと仕上げの順に進む

窓まわりの防水テープや、外壁材と防水シートの間の通気層も、このときに点検します。傷んでいる範囲が広いときは、工事中に追加の補修が出ることがあるので、その場合の扱いを契約前に決めておきます。

張り替えるなら何を選ぶ?窯業系と金属系を比べる

張り替える外壁材は、重さ、手入れの周期、デザインの3つで比べ、建物への負担を抑えたいなら軽い金属系が候補です。新しい外壁材も塗装やシーリングの手入れが要る点は変わりません。

項目窯業系サイディング金属系サイディング
重さ重め窯業系の約4分の1
点検の目安3〜4年ごと2〜3年ごと
全面補修の目安15〜20年15〜20年
特徴柄や質感の種類が多い軽く、建物への負担が小さい

点検と補修の目安は住宅金融支援機構、重さは日本金属サイディング工業会の説明によります。モルタルやタイルも含めた比べ方は外壁材の種類とメンテナンスにあります。

張り替えまで要るか迷ったら、傷んでいる面の写真をLINEで送ってください。

よくある質問

Q. 外壁の張り替えはいくらかかりますか?

一括見積サービスのヌリカエが外装の見積もり2,655件から出した平均では、外壁の張り替えは約254万円です。家の大きさ、外壁材、下地の傷み具合で上下します。

Q. 一部の面だけ張り替えることはできますか?

できます。日本窯業外装材協会の資料にも傷んだ板だけを替える手順がありますが、同じ製品が手に入らないと、周りと色や柄がそろわないことがあります。

Q. 張り替えるときに外壁材の種類を変えられますか?

変えられます。窯業系から金属系のように軽い材料へ替える例もあり、逆に重い材料へ替えるときは、建物への負担を施工会社に確認してください。

Q. 自分の家の外壁に石綿が入っているか分かりますか?

建てた年や製品名が手がかりになりますが、最終的には工事前の事前調査で判断します。新築時の仕様書や図面があれば、調査の前に施工会社へ渡しておくと話が早く進みます。

まとめ

  • 外壁の張り替えは、板や壁の中の傷みが広く、塗装では直らないときの工事
  • 費用は平均約254万円(ヌリカエの集計)。面積と外壁材の単価に、撤去・下地補修・足場が加わる
  • 2006年9月より前の家は、石綿の事前調査の結果で費用と工期が変わる

家を建てた年と外壁の製品名が分かる書類を探しておくと、見積もりの段階で石綿の有無を調べやすくなります。

出典

この記事は、次の資料を確かめて書いています。

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このテーマの基本ガイド

外壁材の種類とメンテナンス⁠|サイディング・モルタル・ALC外壁材の種類は、新築戸建ての80.2%を占める窯業系サイディングのほか、モルタル、金属系、ALC、タイルがあります。点検は2〜4年ごと、全面補修の検討は15〜20年が目安で、見分ける手がかりは目地と表面の模様です。