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雨漏りの原因と修理の進め方⁠|調査から費用までの流れ

屋根

6分で読めます

運営:株式会社紺野商事 カベウチ編集部(編集方針)宅地建物取引業 東京都知事(1)第111070号

新築の木造戸建てで起きた雨漏りの保険事故では、半数以上が窓まわりと外壁から入った雨水でした。直す前に、雨水の入口を調査で特定するのが、再発させない修理の近道です。

雨漏りの原因を探すため、天井の点検口から小屋裏を確かめるイメージ

結論原因は窓まわりと外壁で半分超。修理費は約4割が50万円未満

  • 修理費は、見積もりの約4割が50万円未満、約4割が100万円以上(ヌリカエの2,970件)
  • 新築木造住宅の保険事故では、窓などの外壁開口部・外壁面・屋根の順に多い
  • 気づいたら、水を受けて電気の安全を確かめ、記録を残す
  • 修理の前に調査で雨水の入口を特定し、補修後の保証と保険を確かめる

場所ごとの費用の内訳は雨漏り修理の費用に分けています。この記事では、原因と進め方を中心に扱います。

雨漏りの原因になりやすい場所は?

住まいるダイヤルの集計では、新築木造戸建ての雨漏りの入口は、外壁開口部が29.6%、外壁面が26.2%、勾配屋根・天窓が20.2%でした。窓まわりと外壁だけで半分を超えます。

雨漏りの原因となった雨水の入口は、外壁開口部29.6%、外壁面26.2%、勾配屋根・天窓20.2%、その他の部位24%(新築木造戸建住宅の保険事故、2009〜2023年)

2009〜2023年の住宅瑕疵保険の事故約15,000件のうち、木造戸建住宅を集計したものです。新築木造戸建住宅の保険事故の9割以上が雨漏りでした。

家の外から見て確かめたいのは、次の4か所です。しみが出た部屋の真上や外側から順に見ていきます。

  • 窓・サッシまわりのシーリング
  • 外壁のひびや目地
  • 屋根の棟やけらば、天窓
  • バルコニーの床・手すり壁・排水口

雨漏りに気づいたら、まず何をする?

雨漏りに気づいたら、室内で水を受け、濡れた照明やコンセントに触れないようにしてから、写真と動画で記録します。屋根には上りません。

雨漏りに気づいてから修理までは、応急処置と記録、連絡、原因の調査、見積もりの比較、修理と保証書の受け取りの順に進める

新築から10年以内なら、まず新築時の住宅事業者に連絡します。住宅品確法で、雨水の浸入を防ぐ部分には引き渡しから10年間の責任が定められています。

室内でできる手当ては雨漏りの応急処置で順番に確かめられます。

原因を特定する調査

調査は、目視で見当を付け、散水で雨漏りを再現し、必要に応じて赤外線カメラで水を含んだ範囲を探ります。入口と室内のしみが離れていることもあるため、調べずに直すと止まらない場合があります。

  • 目視調査:屋根・外壁・窓まわり・小屋裏のしみを見る
  • 散水調査:水をかけて雨漏りを再現する
  • 赤外線調査:温度の違いから水を含んだ部分を探す

住まいるダイヤルの事例には、原因がはっきりしないまま屋上全体を覆う工事を提案された例があります。まず原因を調べ、その結果で工事の範囲を決めるよう助言していました。

方法ごとの違いは雨漏りの調査方法で比べています。

雨漏りの修理費はいくら?場所ごとの方法と費用

雨漏りの修理費は、ヌリカエに寄せられた見積もり2,970件(2026年7月更新)で、50万円未満が約4割、100万円以上が約4割でした。100万円以上は、屋根の葺き替えやカバー工法が中心です。

雨漏り修理の見積もり額は、10万円未満が約12%、10〜50万円が約27%、50〜100万円が約21%、100万円以上が約40%(ヌリカエに寄せられた見積もり2,970件、2026年7月更新)

場所ごとの主な修理方法と、部分補修の平均的な費用(同じ集計)は次のとおりです。足場が要る工事では、別に足場代がかかります。

原因の場所主な修理方法部分補修の費用
窓まわりシーリングの打ち替え、防水テープの補修サッシまわりの補修で3万円〜
外壁ひびの補修、外壁の塗装や張り替えひび割れの補修で5〜10万円
屋根部分補修、葺き替え、カバー工法屋根材の修理で2〜6万円、棟の交換で15万円
バルコニートップコートの塗り直し、防水層のやり直し防水工事で10〜20万円

見積書では、雨漏りの補修が項目として書かれているかを確かめます。住まいるダイヤルの事例でも、補修の項目がない見積書について、原因の究明と補修の内容、補修後の保証を確かめるよう助言していました。

ベランダの防水の種類と手入れの時期は、ベランダ防水の種類と塗り替え時期で比べています。

雨漏りを防ぐふだんの点検

雨漏りは、住み始めてからの点検で早めに気づけることがあります。住まいるダイヤルも、定期的な維持管理を行わないと雨漏りなどの不具合につながる場合があるとしています。

部位点検の目安見るところ
化粧スレートの屋根4〜6年ごと色あせ・ずれ・割れ
窯業系サイディング3〜4年ごと割れ・シーリングの傷み
モルタルの外壁2〜3年ごとひび割れ・はがれ
雨どい(塩化ビニール製)2〜3年ごと詰まり・外れ・ひび

点検の間隔は、住宅金融支援機構の維持管理の目安によるものです。屋根は地上や窓から見える範囲にとどめ、上って確かめるのは専門業者に任せます。

業者の選び方

業者は、調査の方法と原因の説明の仕方で選びます。見積もりを頼むときは、次の5つを確かめます。

雨漏り修理の業者に確かめるのは、調査の方法、原因の説明、見積もりの内訳、補修後の保証、リフォーム瑕疵保険に入れるかの5つ

リフォーム瑕疵保険に入った工事なら、雨水の浸入を防ぐ部分の不具合は、工事の完了から5年間が保険の対象です。業者が倒産などで直せないときは、発注者が保険法人に直接請求できます。

どこに頼むか決める前に、しみの写真と家の外観をLINEで送って相談することもできます。

保険の確認

台風や大雪などの災害が原因なら、火災保険の対象になることがありますが、経年劣化による雨漏りは対象外です。保険金が出るかどうかは、保険会社が判断します。

請求は契約者本人が行うもので、まず加入先の保険会社か代理店に連絡してください。対象になる被害と手続きは屋根・外壁の修理と火災保険で整理しています。

  • 被害の原因(台風・雪・ひょうなど)と日付
  • 契約している補償の範囲
  • 被害の写真と修理の見積書

国民生活センターは、「保険金で住宅を修理できる」と勧誘する事業者に注意を呼びかけています。保険金の請求は加入者自身で、というのが同センターの案内です。

よくある質問

Q. 雨漏りと結露はどう見分けますか?

雨の日やその翌日にだけ出るなら雨漏り、冬の寒い朝に窓や北側の壁で出るなら結露の可能性があります。住まいるダイヤルも、散水で再現できないときは結露を疑うよう案内しています。

Q. 雨が止むと漏れなくなりました。修理は要りますか?

止まっても、壁や天井の中に水が残って木材が傷むことがあります。国総研の資料も、雨水の浸入が柱や梁などの劣化を早めると指摘しているので、調べてもらうと安心です。

Q. 雨漏りの見積もりは何社に頼めばいいですか?

調査の方法と原因の説明を比べるため、2社ほどに頼むと違いが見えます。原因の説明が食い違うときは、報告書の写真を並べて理由を聞いてください。

Q. 雨漏りはどこに相談すればいいですか?

新築から10年以内なら新築時の住宅事業者に、それ以外なら調査をしてくれる業者に相談します。連絡の前に、しみの写真と日時を記録しておくと話が早く進みます。

まとめ

  • 雨漏りの原因は、窓まわり・外壁・屋根からの雨水の浸入が中心
  • 気づいたら応急処置と記録をし、修理の前に調査で入口を特定する
  • 業者は調査と説明の仕方で選び、保証と保険を書面で確かめる

次の雨の前に、しみの場所と大きさ、漏れた日の天気と風向きをメモに残してください。調査を頼むとき、そのまま手がかりとして渡せます。

出典

この記事は、次の資料を確かめて書いています。

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写真を送るだけで、LINEから相談できます

外壁のひびも、はがれた壁紙も、スマホで撮って送るだけ。工事の進め方や費用の目安を相談できます。

ご相談は運営会社の株式会社紺野商事が受け付けます。

相談だけでも大丈夫です。

このガイドの続きの記事

  1. 01雨漏りの調査方法⁠|目視・散水・赤外線の違いと費用の考え方4分で読めます
  2. 02雨漏り修理の費用⁠|屋根・外壁・ベランダ別の考え方と内訳5分で読めます
  3. 03雨漏りの応急処置⁠|室内でできることと屋根に上らない理由4分で読めます
  4. 04ベランダ防水の種類と塗り替え時期⁠|FRP・ウレタン・シート4分で読めます