本文へ移動

屋根塗装の費用はどう決まる?面積の出し方と見積もりの内訳

屋根

5分で読めます

運営:株式会社紺野商事 カベウチ編集部(編集方針)宅地建物取引業 東京都知事(1)第111070号

屋根塗装の費用は、延べ床面積ではなく屋根そのものの面積で決まります。見積書で最初に見るのは、屋根面積の数字と、項目ごとの数量と単価です。

屋根の面積に塗料と足場を足して決まる、屋根塗装の費用の考え方を描いたイラスト

結論30坪の家なら足場込み39〜58万円、中央値47万円が目安

  • 延べ床30坪ほどの家(屋根の塗装面積60〜90㎡)は、足場込みで39〜58万円、中央値47万円(ヌリカエの見積もり414件・税抜)
  • 費用は「屋根の面積×単価」に、足場・洗浄・補修などを足したもの。面積は勾配の係数を掛けて出す
  • 塗装の単価は1㎡あたり2,400〜3,870円が中心。見積もりは製品名・面積・単価をそろえて比べる
  • 外壁と同じ時期に塗れば、足場が1回で済む

屋根塗装の費用はどう決まる?

屋根塗装の費用は、延べ床30坪ほどの家で足場込み39〜58万円(中央値47万円)が目安です。一括見積サービスのヌリカエが、屋根の塗装面積60〜90㎡の見積もり414件を集計した値です(税抜、2026年8月更新)。

金額は、塗る面積に塗料の単価を掛けた額に、足場や下地の補修などを足したものです。項目ごとに、何で数量が決まるかが違います。

  • 屋根の面積で決まる:洗浄、下塗り・中塗り・上塗り
  • 家の外周で決まる:足場
  • 屋根の傷み具合で決まる:割れの差し替え、釘の打ち直し
  • 長さで決まる:棟の板金のさび止めや塗装

同じ集計の中央値では、塗装作業が23万円、足場が15万円で、この2つが費用の大半を占めます。1㎡あたりの塗装単価は2,400〜3,870円(中央値3,200円)でした。

延べ床30坪ほどの家の屋根塗装の費用の内訳は、中央値で塗装作業23万円、足場15万円、高圧洗浄4万円、養生4万円、現場諸経費4万円(ヌリカエの見積もり414件・税抜)

屋根の面積は延べ床面積と同じ?

屋根の面積は延べ床面積とは別もので、真上から見た面積(水平投影面積)に、傾きに応じた係数を掛けて求めます。総2階の家なら、真上から見た屋根は1階の床より軒の出のぶん広くなります。

勾配とは屋根の傾きのことで、「4寸勾配」は水平に10進むと4上がる傾きを指します。傾きが急になるほど、同じ家でも塗る面積は増えます。

真上から見た面積に比べて、実際の屋根の面積は3寸勾配で約4%、4寸で約8%、5寸で約12%、6寸で約17%広くなる

仮に真上から見た面積が70㎡で4寸勾配なら、70×1.08で約75㎡が塗る面積です。見積書の屋根面積が図面とかけ離れていないか、この式で確かめられます。

見積もりの内訳(足場・洗浄・塗料・縁切り)

見積もりが次の6項目に分かれていれば、抜けや二重の計上に気づきやすくなります。どの項目にも数量(㎡・m)と単価が書かれているかを見てください。

屋根塗装の費用の見積もりでは、足場、高圧洗浄、下地補修、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗り、縁切り、棟板金の6項目が分かれているかを見る

縁切りとは、塗料で重なり目がふさがらないよう、雨水の逃げ道を残す作業です。やり方はスレート屋根の塗装と縁切りの注意点で解説しています。

塗料は種類名ではなく製品名で比べる

塗料は、持ちのよい種類ほど1㎡あたりの単価が高くなる傾向があります。ただ、同じ「シリコン系」でも製品で中身が違うため、種類の名前だけでは比べられません。

  • 商品名と、下塗り材の名前が書かれているか
  • 塗る回数(3回が一般的)が明記されているか
  • 屋根材のメーカーが指定する塗料に合っているか

屋根材のメーカーが塗料を指定している場合もあります。たとえばケイミューは、自社の化粧スレートの塗り替えに専用の塗料を用意しています。

塗装か、カバー工法や葺き替えかで迷う段階なら、屋根リフォームの選び方ガイドから読むと整理しやすくなります。

屋根塗装の費用を抑えるには?

費用を抑える近道は、単価を下げることより、足場を組む回数と工事のやり直しを減らすことです。

  • 外壁と同じ時期に塗り、足場を1回にまとめる(外壁と屋根を同時に塗るメリット)
  • 色あせだけなら急がない(メーカーは性能に問題がないと説明)
  • 割れや雨漏りがある屋根は、塗る前に工事の種類から見直す
  • 2社以上から、同じ面積と塗料の条件で見積もりをとる

外壁側の費用の目安は、かんたん見積もりシミュレーターで延べ床面積と塗料を選ぶと出せます。手元の見積もりに抜けている項目がないか、見積書の写真をLINEで送って確かめることもできます。

よくある質問

Q. 延べ床30坪の家だと、屋根の面積はどのくらいですか?

延べ床面積だけでは決まりません。総2階なら1階の床面積に軒の出を足した広さが真上から見た面積で、それに勾配の係数を掛けます。屋根伏図があれば正確に出せます。

Q. 屋根だけ先に塗って、外壁は後にしてもいいですか?

できますが、外壁を塗るときに、足場をもう一度組まなければなりません。外壁の塗り替えが数年以内に来そうなら、同じ時期にまとめるほうが総額を抑えやすくなります。

Q. 業者によって見積もりの屋根面積が違うのはなぜですか?

図面から出すか現地で測るか、軒の出や勾配をどう見たかで数字が変わります。差が大きいときは、面積の出し方を書面で説明してもらいましょう。

まとめ

  • 屋根塗装の費用は、延べ床30坪ほどの家で足場込み39〜58万円が目安(ヌリカエの集計)
  • 屋根の面積は、真上から見た面積に勾配の係数を掛けて確かめる
  • 塗料は製品名で比べ、外壁と時期を合わせて足場を1回にする

見積書が届いたら、屋根面積の数字と図面の屋根伏図(屋根を真上から見た図)を並べ、大きな差がないかを見てください。

出典

この記事は、次の資料を確かめて書いています。

この記事のタグ

写真を送るだけで、LINEから相談できます

外壁のひびも、はがれた壁紙も、スマホで撮って送るだけ。工事の進め方や費用の目安を相談できます。

ご相談は運営会社の株式会社紺野商事が受け付けます。

相談だけでも大丈夫です。

このテーマの基本ガイド

屋根リフォームの選び方⁠|塗装・カバー工法・葺き替えの違い屋根リフォームは、屋根材と傷みの深さで塗装・カバー工法・葺き替えを選びます。全面葺き替えを考える時期は化粧スレートで15〜30年、瓦で20〜30年。色あせだけなら塗装、下地まで傷んでいれば葺き替えです。