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外壁と屋根の同時塗装⁠|足場代と時期で考える判断のしかた

外壁

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運営:株式会社紺野商事 カベウチ編集部(編集方針)宅地建物取引業 東京都知事(1)第111070号

外壁と屋根の同時塗装にするか、別々に頼むか。塗り替えの時期が数年以内に重なるなら、足場を1回で済ませられる同時塗装から考えます。

1つの足場を使って、外壁と屋根を同時に塗装している戸建てのイメージ

結論足場を共有できるなら、同時に塗るほうが無駄が少ない

  • 同時に塗ると、足場の組み立てと解体が1回で済む
  • 国の資料の調査では、半数の家が塗り替えた年数は屋根と外壁で1〜2年の差
  • 塗料は持ちの近いグレードでそろえると、次の時期も合わせやすい
  • 屋根材が塗装に向かないときや、傷みの差が大きいときは別々に考える

外壁と屋根の同時塗装で共通になる費用は?

共通になる費用の中心は足場です。高さ2m以上で作業するときは、足場などで作業床を設けることが労働安全衛生規則で事業者に義務づけられています。

2階建ての外壁と屋根は、どちらもこの高さを超えます。別々に頼むと、組み立てと解体をもう一度くり返すことになります。

外壁と屋根を同時に塗ると、足場の組み立てと解体、飛散防止のシート、高圧洗浄、近隣へのあいさつが1回で済む

足場代の決まり方と見積書での見方は、足場代の目安と見積もりの見方で紹介しています。

屋根と外壁の傷み方はどう違う?

屋根は日差しと雨を真上から受けますが、塗り替えた時期で比べると外壁と大きくは離れていません。国総研の資料にある調査では、半数の家が塗り替えた年数は次のとおりでした。

外壁と屋根の同時塗装を考える目安として、半数の家が塗り替えた年数はサイディングの塗装で11年、モルタルで12年、スレート屋根で13年

点検の間隔は、屋根材と外壁材で少し違います。住宅金融支援機構の目安を表にしました。

部位点検の目安手入れの目安
化粧スレートの屋根4〜6年ごと15〜30年で葺き替えを検討
金属板の屋根2〜3年ごと3〜5年ごとに塗り替え
窯業系サイディング3〜4年ごと15〜20年で全面補修を検討

屋根と外壁で塗料のグレードはそろえる?

屋根と外壁は、持ちの近いグレードの塗料でそろえると、次の塗り替えも同時にしやすくなります。屋根用と外壁用は製品が分かれていることが多いので、見積書では両方の製品名を確かめます。

  • 外壁も屋根もシリコン系にして、持ちをそろえる
  • 日差しを強く受ける屋根だけ、1段上のグレードにする
  • 次に塗る時期を決めてから、そこから逆算して選ぶ

建築研究所の資料では、外壁の塗料が見た目を保てる年数はシリコン系で約10年、フッ素系で約14年とされています。

別々に塗るほうがよい場合

屋根材が塗装に向かないときや、屋根と外壁の傷みの差が大きいときは、別々に考えたほうが無駄になりません。たとえば次のような場合です。

  • 屋根が塗装ではなく、葺き替えやカバー工法を考える段階にある
  • 外壁だけ、前回の塗装から年数が浅い
  • 屋根材の種類が、塗っても持ちにくいものに当たる
  • 工事の予算を2回に分けたい

屋根の工事の種類と選び方は、屋根のメンテナンスガイドで比べています。

同時工事の工期の目安

屋根も同時に塗ると、外壁だけの工事の目安である2週間程度より日数が延びます。2週間程度は、関西ペイントが外壁の塗り替えについて示している一般的な期間です。

  • 屋根と外壁それぞれの塗装日
  • 雨で延びたときの予備日
  • 足場を外す予定日

工程表では、上の3点が分かれて書かれているかを見ておくと予定が立てやすくなります。外壁の費用は、かんたん見積もりシミュレーターでも目安を確かめられます。

時期・流れ・業者選びまでの全体像は、外壁塗装の基礎ガイドで順に追えます。屋根と外壁を一緒に直すか迷うときは、家の外観の写真をLINEで送って相談できます。

よくある質問

Q. 屋根だけ先に塗って、外壁はあとでもいいですか?

できます。ただし足場をもう一度組むことになるので、外壁の塗り替えが数年以内に来そうなら、同時に塗った場合との差額を見積もりで比べてください。

Q. 同時に頼むと値引きになりますか?

値引きというより、足場の組み立てと解体が1回で済むぶん、総額を抑えやすくなります。見積書で足場代が1回分になっているかを確かめてください。

Q. 自分で屋根に上って傷みを見てもいいですか?

住宅金融支援機構は、屋根に上がると転落事故などの危険があるとして、修理は専門業者に頼むよう呼びかけています。地上や窓から見える範囲の確認にとどめてください。

まとめ

  • 外壁と屋根の同時塗装は、足場を1回で済ませられるのが利点
  • 塗り替え時期は近いことが多く、塗料は持ちをそろえる
  • 屋根材や傷みの差によっては、別々に塗るほうが合う

前回の工事の契約書や保証書が手元にあれば、屋根と外壁それぞれの塗料名と施工した年を書き出してみてください。見積もりを比べるときの物差しになります。

出典

この記事は、次の資料を確かめて書いています。

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このテーマの基本ガイド

外壁塗装の基礎ガイド⁠|時期・流れ・費用・業者選びの全体像外壁塗装は、30坪前後・シリコン系で64〜90万円、10〜15年ごとが目安の工事です。塗り替えの時期は年数より劣化サインで決め、業者は見積書の細かさと保証書の中身で選びます。