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外壁塗装の保証とは⁠|年数・範囲・保証書で見る項目

外壁

4分で読めます

運営:株式会社紺野商事 カベウチ編集部(編集方針)宅地建物取引業 東京都知事(1)第111070号

「保証10年」と言われても、何が守られるのかは保証書を読まないと分かりません。外壁塗装の保証は、年数の長さより、保証書に書かれた部位と不具合の種類で比べます。

外壁塗装の保証期間中に、担当者と一緒に外壁の目地を確かめるアフター点検のイメージ

結論年数より、対象と書面を先に確かめる

  • 保証は、自社保証・メーカーの仕組みによる保証・リフォーム瑕疵保険の3種類
  • 年数の長さより、対象の部位と不具合の種類を先に見る
  • 口約束ではなく、保証書を受け取って保管する
  • 工事後の点検の時期と費用も、書面で確かめる

外壁塗装の保証は3種類

外壁塗装の保証は、誰が出すかで3つに分かれます。違いを表にまとめました。

種類誰が出すか特徴
自社保証施工会社年数と対象は会社ごとに違う
メーカーの仕組みの保証塗料メーカーと加盟施工店など例:日本ペイントは3〜7年の塗膜保証
リフォーム瑕疵保険登録事業者が保険法人に加入建築士の現場検査がある

リフォーム瑕疵保険とは、工事に欠陥が見つかったときの補修費用を保険でまかなう仕組みのことです。事業者が倒産などで直せないときは、発注者が保険法人に直接請求できます。

外壁塗装で使えるリフォーム瑕疵保険の保険期間は、構造と雨水の浸入を防ぐ部分が5年、そのほかの部分が1年

保証10年なら、何が守られる?

保証10年と書かれていても、守られるのは保証書に書かれた部位と不具合だけです。

年数の見方

保証の年数は、長さより「何年目まで・何が対象か」で比べます。同じ10年でも、はがれだけが対象か、ほかの不具合も含むかで中身が変わります。

  • 部位ごとに年数が分かれているか(外壁・屋根・付帯部)
  • 年数が進むと対象が狭くなる書き方か
  • 塗料の製品名と年数が一緒に書かれているか

民法では、工事が契約の内容に合わないと知った時から1年以内に通知すれば、補修や代金の減額などを求められます(637条)。保証書は、この決まりに上乗せする約束として読みます。

対象と対象外

塗装の保証で対象になりやすいのは、はがれや膨れのように施工が原因の不具合です。リフォーム瑕疵保険でも、塗装仕上げの著しい白亜化・はがれ・亀裂が支払いの対象例に挙がっています。

見るところ確かめること
対象の不具合はがれ・膨れ・白亜化のどれを含むか
災害による傷み台風や地震の被害をどう扱うか
下地の傷み外壁材のひび割れが原因の場合
付帯部雨どいや雨戸も対象か

保証書で確かめる5つの項目

保証書では、次の5つがそろっているかを確かめます。契約前に見本をもらうと、依頼先どうしを比べやすくなります。

外壁塗装の保証書で確かめる項目は、保証する会社、対象の部位と塗料、年数と始まる日、対象になる不具合、対象外と免責の5つ

手元の保証書のどこを読めばいいか迷ったら、該当するページの写真をLINEで送って相談してください。

保証書は、外壁塗装の契約前チェックリストに挙げた契約書や約款と一緒に読みます。

依頼先の種類による保証の違いは、外壁塗装はどこに頼むかの記事で比べています。

工事後の点検はあったほうがいい?

工事後の点検があると、保証の期間内に不具合を見つけやすくなるので、有無と時期を契約の前に聞いておきます。聞いておきたいのは次の4つです。

  • 点検の時期(何年目に来るか)
  • 点検で見る場所
  • 点検に費用がかかるか
  • 保証を続ける条件に点検が入っているか

住宅金融支援機構は、窯業系サイディングの外壁は3〜4年ごと、モルタルの外壁は2〜3年ごとの点検を目安にしています。塗装の全体像は外壁塗装の基礎ガイドで確かめられます。

よくある質問

Q. 保証が長い会社を選べば安心ですか?

年数だけでは判断できず、対象の部位や不具合の種類、会社が続いていくかも関わります。リフォーム瑕疵保険に加入できる会社かどうかもあわせて確かめてください。

Q. 施工した会社が倒産したら、保証はどうなりますか?

自社保証は受けられなくなることがあります。リフォーム瑕疵保険に加入した工事なら、発注者が保険法人に直接保険金を請求できます(免責金額は発注者の負担)。

Q. 保証書をなくしてしまいました。

施工した会社に再発行を頼めるか問い合わせてください。契約書や工事中の写真も保証を受けるときの手がかりになるので、一緒に保管しておくと安心です。

まとめ

  • 外壁塗装の保証は、自社保証・メーカーの仕組み・リフォーム瑕疵保険の3種類
  • 年数より、対象の部位・不具合の種類・対象外の書き方を先に読む
  • 保証書は契約前に見本をもらい、工事後の点検の内容も確かめる

見積もりの段階で保証書の見本を頼み、対象・年数・対象外の3か所に線を引いて読んでおくと、比べるときに迷いません。

出典

この記事は、次の資料を確かめて書いています。

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外壁塗装の基礎ガイド⁠|時期・流れ・費用・業者選びの全体像外壁塗装は、30坪前後・シリコン系で64〜90万円、10〜15年ごとが目安の工事です。塗り替えの時期は年数より劣化サインで決め、業者は見積書の細かさと保証書の中身で選びます。