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家の売却にかかる費用⁠|仲介手数料の上限・印紙税・登記費用

お金と手続き

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運営:株式会社紺野商事 カベウチ編集部(編集方針)宅地建物取引業 東京都知事(1)第111070号

家を売っても、売れた金額がそのまま手元に残るわけではありません。家の売却にかかる費用の種類と、法令で上限や税額が決まっているものの計算方法を確かめます。

家の模型と鍵、封筒と小銭を並べた、家の売却にかかる費用を考えるイメージ

結論中心は仲介手数料。3,000万円の家なら上限96万円+消費税

  • 仲介手数料には上限があり、400万円を超える物件なら「売買価格×3%+6万円」に消費税を加えた額まで
  • 主な費用は、仲介手数料・印紙税・抵当権抹消の登記費用
  • 800万円以下の物件は、事前の説明と合意があれば30万円(税別)まで受け取れる特例がある
  • 測量・解体・片付けは、家の状況によってかかる

この記事は制度の一般的な説明です。2026年9月時点の国税庁などの公開情報に基づいており、個別の税額や適用の可否は税務署・税理士にご確認ください。

家の売却費用は何がかかる?

家の売却では、仲介手数料(400万円超の物件なら上限は売買価格×3%+6万円+消費税)と印紙税、登記費用が主にかかります。家の状況によっては、測量や解体の費用も加わります。

費用かかる場面決まり方
仲介手数料不動産会社に仲介を頼んだとき法令で上限が決まっている
印紙税売買契約書を作るとき契約金額で税額が決まる
抵当権抹消の登記費用ローンが残っているとき登録免許税と司法書士の報酬
測量費・解体費など家や土地の状況による内容と規模で変わる

仲介手数料や印紙代など、売るために直接かかった費用は「譲渡費用」にあたります。譲渡所得の計算で差し引けると、国税庁のタックスアンサーNo.3202が案内しています。

仲介手数料はいくらまで?上限の計算方法

仲介手数料の上限は、400万円を超える物件なら「売買価格×3%+6万円」に消費税を加えた額です。

仲介手数料とは、売買の仲介をした不動産会社に払う報酬のことで、国土交通省の告示で上限が決まっています。売買価格を3つに区切り、それぞれの率を掛けて合計します。

売買価格の部分上限の率(消費税込み)
200万円以下の部分5.5%
200万円超400万円以下の部分4.4%
400万円を超える部分3.3%

速算式「売買価格×3%+6万円」で計算した、売買価格ごとの上限(消費税を除く)は次のとおりです。

家の売却費用のうち仲介手数料の上限は、消費税を除いて売買価格1,000万円で36万円、2,000万円で66万円、3,000万円で96万円、4,000万円で126万円

800万円以下の物件の特例(2024年7月改正)

2024年7月1日から、800万円以下の宅地・建物は、媒介にかかる費用を考えて30万円の1.1倍(33万円)まで受け取れる特例ができました。媒介契約を結ぶ前に、報酬額の説明と合意が要ります。

上限は「これを超えて受け取れない額」で、実際の額は媒介契約で決まります。

印紙税はいくら?

売買契約書の印紙税は、契約金額が1,000万円超5,000万円以下なら1万円です(2027年3月31日までに作る契約書の軽減税率、2026年9月時点)。主な金額帯の税額は下の表のとおりです。

契約金額軽減後の税額
500万円超1,000万円以下5,000円
1,000万円超5,000万円以下1万円
5,000万円超1億円以下3万円

国税庁タックスアンサーNo.7108(令和8年4月1日現在の法令)によるものです。印紙税は、利益が出たかどうかに関係なく、契約金額に応じてかかります。

抵当権抹消などの登記費用

住宅ローンが残っている家は、引き渡しまでにローンを返し、抵当権の抹消登記をします。登録免許税は不動産1個につき1,000円で、土地と建物なら2,000円です。

  • 抵当権の抹消登記(登録免許税と、頼む場合は司法書士の報酬)
  • ローンを繰り上げて返すときの手数料(金融機関で違う)
  • 登記の手続きの相談先は司法書士

そのほかの費用(測量・解体・片付け)

土地の境界がはっきりしない、建物を取り壊して売る、家財が残っているといった場合は、別に費用がかかります。見積もりの前に、次の5つに当てはまるかを確かめます。

家の売却で状況によってかかる費用は、測量費、解体費、片付けや処分の費用、ローンの返済手数料、引っ越し費用の5つ

測量や境界の資料があるかは、査定の前に確かめておきます。そろえる書類の一覧は家の査定の方法にあります。

費用がかかる時期は、戸建て売却の流れと期間と照らし合わせると見通せます。

売却の段取りや費用の見積もりで迷うときは、LINEで状況を教えてください。税額や申告のことは、税務署か税理士にご確認ください。

流れ・費用・税金の全体像は家の売却ガイドにまとめています。

よくある質問

Q. 仲介手数料は値引きできますか?

法令で決まっているのは上限で、実際の額は不動産会社との媒介契約で決まります。金額と支払いの時期は、媒介契約を結ぶ前に書面で確かめてください。

Q. 売却で損をしても印紙税はかかりますか?

印紙税は売買契約書を作ることにかかる税金です。利益が出たかどうかとは関係なく、契約書に書かれた金額に応じてかかります。

Q. 売却費用は、税金の計算で差し引けますか?

仲介手数料や印紙代など、売るために直接かかった費用は、譲渡所得の計算で差し引く譲渡費用になります(国税庁No.3202)。個別の扱いは税務署か税理士に確かめてください。

まとめ

  • 家の売却費用の中心は、仲介手数料・印紙税・登記費用
  • 仲介手数料は上限があり、800万円以下の物件には特例がある
  • 測量・解体・片付けなど、家の状況でかかる費用も確かめる

媒介契約を結ぶ前に、仲介手数料の額と支払い時期を書面で出してもらい、ほかの費用の見込みと一緒に書き出しておくと安心です。

出典

この記事は、次の資料を確かめて書いています。

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工事の内容や費用の目安を相談できます。増改築等工事証明書を出せる工事かどうかも、工事の内容からお答えできます。控除額や申告は、税理士・税務署にご確認ください。

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このテーマの基本ガイド

家の売却ガイド⁠|流れ・費用・税金と特例の基本をまとめて確認家の売却では、仲介手数料(400万円超の物件は上限が売買価格の3%+6万円+消費税)などの費用と、利益が出たときの税金がかかります。マイホームなら、要件を満たせば3,000万円特別控除を使えることがあります。