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築30年の戸建てリフォーム⁠|住み続けるための見直しポイント

壁紙と内装

4分で読めます

運営:株式会社紺野商事 カベウチ編集部(編集方針)宅地建物取引業 東京都知事(1)第111070号

キッチンは2度目の交換時期、配管は一度も替えていない。築30年のリフォームは、そんな家が多い時期に当たります。手を付ける順番は、壁や床の中の配管と耐震が先、壁紙や床の仕上げが最後です。

シンク下の古い給水管と排水管を確かめる、築30年のリフォームのイメージ

結論配管と耐震を先に確かめ、内装は最後にまとめる

  • 給水管・排水管・電気設備は、15〜20年の交換目安を過ぎている
  • 2000年5月以前の木造なので、耐震診断で接合部と壁の配置を確かめる
  • キッチン・浴室・トイレは2回目の交換時期に入る
  • 壁や床を開ける工事を先に済ませ、内装は最後に仕上げる

築30年の家で起きやすいこと

築30年の家では、水まわり設備の2回目の交換と、一度も替えていない配管の傷みが重なります。住宅金融支援機構の目安を並べると、次のとおりです。

築30年のリフォームで見直す部位の交換の目安は、ユニットバスが10〜15年、キッチン・トイレ、給水管・排水管、電気設備、外壁の全面補修が15〜20年(住宅金融支援機構)

給湯器は10年ほどが目安なので、築30年では3回目の交換時期です。ユニットバスとキッチンは2回目、配管は一度目の目安を過ぎています。

築30年で配管の交換は要る?

給水管・排水管は15〜20年で全面取り替えを考える時期とされ、築30年で一度も替えていなければ目安を過ぎています。赤水や水漏れがなくても、水まわりの工事で床を開けるときに状態を確かめます。

築30年の家で配管の傷みを疑うサインは、蛇口から赤い水が出る、床下や壁の水漏れ、排水の流れが悪いつまり、排水口からの悪臭の4つ

コンセントや換気扇などの電気設備も、交換の目安は15〜20年です。ほこりがたまると作動不良や火災の原因になるため、住宅金融支援機構は、こまめな掃除を呼びかけています。

配管や設備の傷み具合を見てほしいときは、水まわりの写真をLINEで送ってください。

耐震と断熱は壁を開ける工事と一緒に見直す

耐震補強と断熱の改修は、壁や床を開ける工事と同じ時期に行うと一度で済みます。築30年の木造は1996年ごろの建築で、接合部の仕様が明確になった2000年6月より前の家です。

  • 耐震:耐震診断は建築士が行う。柱と梁の接合部の金物、壁の配置のバランスを見る
  • 断熱:冬の寒さや窓の結露が気になるなら、窓や床下の断熱を確かめる
  • 国の勧め:国土交通省は、2000年5月以前の木造住宅はリフォームの機会に接合部を確かめるよう勧めている

新築の住宅は2025年4月から省エネ基準への適合が義務になりました。義務化の前に建てた家は、断熱の性能を一度確かめておくと、改修の優先度を決めやすくなります。

診断から補強工事までの流れは、木造住宅の耐震補強で確かめられます。

水まわりと内装はどの順で直す?

水まわりの交換は配管の点検と同じ時期に行い、壁紙や床の仕上げは最後に回します。床や壁を開けるのが一度で済むためです。

築30年のリフォームを進める順番は、点検と耐震診断、配管と耐震補強、水まわりの交換、壁紙や床の仕上げの4段階

先に壁紙を張り替えると、あとの配管工事や補強で張り直しになることがあります。順番を決めてから見積もりを取ってください。

築30年のリフォーム費用と進め方

住宅リフォーム推進協議会の2025年度の調査では、築30〜40年の住まいのリフォーム費用は平均351万円でした。マンションも含む平均で、配管や耐震補強の有無で大きく変わります。

  • 点検と耐震診断の結果で、必要な工事と費用の幅をつかむ
  • 配管と水まわり、耐震と内装のように、壁や床を開ける工事をまとめる
  • 予算が足りなければ、傷みが広がる場所を先にし、内装を後に回す

見積もりから引き渡しまでの段取りは、内装リフォームの進め方ガイドで順を追って紹介しています。

よくある質問

Q. 築30年で建て替えを考えたほうがいいですか?

骨組みが健全なら、配管や耐震補強を加えたリフォームで住み続けられることがあります。基礎や土台の傷みが広いときは、築40年の戸建てリフォームの比べ方も参考になります。

Q. 築30年の家に耐震診断は必要ですか?

2000年5月以前に建てた木造は、国土交通省も接合部の確認を勧めています。大きな工事の前に診断を受けておくと、補強をリフォームと同時に行えるので、費用と手間を抑えやすくなります。

Q. 予算が少ないときはどこから手を付けますか?

雨漏りや水漏れのように、放っておくと傷みが広がる場所から直します。次に給湯器など止まると困る設備、最後に見た目の内装という順で考えると、予算の配分を決めやすくなります。

まとめ

  • 築30年のリフォームは、配管・電気設備と耐震の確認から始める
  • 水まわりの交換は配管の点検と同時に行い、内装は最後に仕上げる
  • 壁や床を開ける工事をまとめると、張り直しと費用のむだを減らせる

次に水まわりの不調が出る前に、床下点検口から配管まわりに水の跡がないかを一度のぞいてみてください。

出典

この記事は、次の資料を確かめて書いています。

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