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外壁の色の選び方ガイド⁠|後悔しない決め方と配色の考え方

外壁

6分で読めます

運営:株式会社紺野商事 カベウチ編集部(編集方針)宅地建物取引業 東京都知事(1)第111070号

外壁の色の選び方は、屋根やサッシなど変えない部分の色を基準にし、大きな塗り板見本を屋外で見て決めるのが基本です。仕上がりが見本と違って見えるのは、壁の大きさや光、見る角度で色の印象が変わるためです。

屋根材やサッシの見本と色見本を並べ、外壁の色の選び方を考えるイメージ

結論変えない部分から逆算し、実物の見本で決める

  • 屋根・サッシ・玄関ドアなど、変えない部分の色を基準にする
  • 大きな壁は見本より明るく鮮やかに見えるので、少し落ち着いた色を選ぶ
  • 汚れの目立ち方は、汚れと外壁の明るさの差で決まる
  • 最後は大きな塗り板見本を屋外で見て、色番号で契約書に残す

後悔の多くは、見本と実際の壁の見え方の違いから

後悔につながりやすいのは、小さな見本や画面で見た色と、実際に塗った壁の見え方の違いです。原因は大きく5つに分けられます。

外壁の色の選び方で後悔しやすい理由は、大きな面ほど明るく鮮やかに見える面積効果、晴れや曇りなど光の違い、見る角度、隣家や屋根との関係、汚れの目立ち方の5つ

壁の向きや光の当たり方、時間帯でも色の印象は変わり、日本ペイントも想像と違う色に見える原因としてこれらを挙げています。見本を見る条件をそろえることが、後悔を減らす近道です。

  • 晴れの日と曇りの日の両方で見る
  • 朝・昼・夕方と、時間を変えて見比べる
  • 家から数m離れ、通りから眺める距離でも確かめる

外壁の色の選び方は?決める5つの手順

色は、変えられない部分と地域のルールを確かめてから候補を絞り、実物の見本で決める順に進めます。

外壁の色は、屋根・サッシ・玄関ドアなど変えない部分の色を確かめる、景観計画など地域のルールを確かめる、候補を2〜3色に絞る、塗り板見本を屋外で見る、色番号を部位ごとに契約書に書く、の順に決める

色は「明るいグレー」のような言葉ではなく、番号で決めておきましょう。日本塗料工業会も、発注の際は色票番号で色を指定するよう呼びかけています。

候補を絞る段階では、近所の家並みを写真に撮り、候補の色と並べてみると、通りの中で浮いて見えないかを判断しやすくなります。

外壁で人気の色は?グレー・ベージュ・白の特徴

施工会社などのランキングで上位に挙がりやすいのは、グレー・ベージュ・白系です。とはいえ公的な統計ではなく、順位は集計元しだいで入れ替わります。

色の系統見え方汚れの目立ち方
グレー落ち着いた印象明るさが中くらいなら目立ちにくい
ベージュ・ブラウン暖かみがあり、家並みになじむ明るいベージュは目立ちにくい
白・アイボリー明るく広く見える黒っぽい雨筋が目立ちやすい
濃い色(黒・紺など)引き締まって見える白っぽい砂ぼこりが目立ちやすい

ランキングの読み方と色ごとの特徴は外壁の人気色ランキングの見方で詳しく比べています。

汚れが目立ちにくいのは、中くらいの明るさの色

汚れが目立ちにくいのは中くらいの明るさの色で、白は黒っぽい雨筋、濃い色は白っぽい砂ぼこりが目立ちやすくなります。建築研究所の資料でも、雨筋の汚れの程度は汚れと外壁の明るさの差(明度差)で表されています。

外壁の明るさと汚れの関係は、白や淡い色では黒っぽい雨筋や排気の汚れが目立ち、黒や濃い色では白っぽい砂ぼこりが目立ち、中くらいの明るさの色はどちらの汚れとも差が出にくい

雨筋は、軒が短く雨が当たる面や、窓の下につきやすい汚れです。日の当たりにくい北側の面には、藻やカビによる緑や黒の汚れがつくこともあります。

色あせの早さは、色だけでなく塗料の樹脂の種類でも数年単位で変わります。塗料ごとの年数の目安は外壁塗装は何年ごとかの目安で確かめられます。

屋根やサッシと合う外壁の色は?

塗り替えでは変えにくいサッシや玄関ドア、塗らない場合の屋根の色を基準にすると、配色がまとまりやすくなります。付帯部とは、雨どい・破風・軒天など、外壁と屋根以外で塗装する部分のことです。

基準にする部分合わせ方の例
屋根外壁と同じ系統の色でまとめるか、明るさに差をつけてめりはりを出す
サッシ黒・ブラウン・シルバーなど、サッシの色を付帯部に使う
玄関ドア木目や濃い色のドアなら、外壁を明るめにして引き立てる
雨どい・破風外壁か屋根のどちらかの色に寄せる

2色に分けるときは、次の3点を押さえるとまとまりやすくなります。

  • 明るさに差をつけた、同じ系統の色を組み合わせる
  • 境目は、外壁材の継ぎ目や帯状の部材の位置に合わせる
  • 雨筋やほこりを受けやすい面や1階部分に、中くらいの明るさの色を使う

画面は配色の比較用、最後は塗り板見本で決める

シミュレーションは配色のバランスを比べる道具、塗り板見本は最後の色を決める道具と、役割を分けて使います。

  • 画面の色は、機種や明るさの設定で変わる
  • 光の種類で色の見え方が変わることがある(日本塗料工業会)
  • 見本はできるだけ大きいものを、晴れと曇りの日に屋外で見る
  • 日が当たる面と影になる面の両方に当てて見る

画面と実物の差を埋める方法は外壁カラーシミュレーションの使い方で紹介しています。配色で迷ったら、家の外観の写真と候補の色番号をLINEで送って相談できます。

景観のルールで外壁の色に制限はある?

景観法にもとづく景観計画で外壁の色に基準を設けている市区町村があり、区域や建物の規模によっては色の鮮やかさに上限がかかります。候補を絞る前に、自宅が対象の区域かを確かめておきます。

  • 船橋市の例:赤・オレンジ・黄系の色は彩度6以下、青や紫系などは彩度2以下
  • 同じく船橋市では、見付面積の5分の1未満のアクセントカラーは対象外
  • 対象の区域や建物の規模、届出の要否は自治体ごとに違う

彩度とは色の鮮やかさの度合いで、数字が大きい色ほど鮮やかになります。基準に合うかは、候補の色番号をもって市区町村の窓口で確かめ、届出が要るなら工事の前に済ませます。

よくある質問

Q. 家族で好みが分かれたときは、どう決めればいいですか?

それぞれの候補で配色のシミュレーションを作り、同じ条件で見比べると話がまとまりやすくなります。最後は塗り板見本を外に並べ、全員が同じ時間に見て決めましょう。

Q. 色はいつまでに決めればいいですか?

塗料を発注する前までに決める必要があります。塗り板見本を取り寄せる日数もかかるので、契約のころには候補を2〜3色に絞っておくと、工程に余裕が生まれます。

Q. 隣の家と同じような色でもいいですか?

問題ありませんが、隣とまったく同じ色だと、家の境目が分かりにくくなることがあります。明るさを少し変えたり、付帯部の色で違いを出したりすると、家並みにもなじみます。

Q. 付帯部の色まで決める必要がありますか?

雨どい・破風・軒天などの付帯部も、塗り替えるなら色を決めます。細い部分でも家の印象を左右するので、部位ごとの色を見積もりの段階で書面にしておきましょう。

Q. 色を決めたあとで変更できますか?

塗料を発注する前なら、変えられる場合があります。発注後や塗り始めてからの変更は、塗料の取り直しや工程の組み直しが要るので、見本での確認を済ませてから決めましょう。

まとめ

  • 外壁の色の選び方は、屋根・サッシなど変えない部分から逆算する
  • 大きな壁は明るく見えるので、少し落ち着いた色を選び、塗り板見本を屋外で確かめる
  • 汚れの目立ち方と地域の景観のルールも見て、色番号で契約書に残す

まずは屋根・サッシ・玄関ドアの色を写真に撮り、変えない部分の色を家族で確かめ合ってください。

出典

この記事は、次の資料を確かめて書いています。

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  1. 01外壁カラーシミュレーションの使い方⁠|画面と実物の色の差の埋め方4分で読めます
  2. 02外壁の人気色ランキングの見方⁠|グレー・ベージュ・白の特徴4分で読めます