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バリアフリーリフォームの減税は誰が使える?50歳以上などの条件

お金と手続き

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運営:株式会社紺野商事 カベウチ編集部(編集方針)宅地建物取引業 東京都知事(1)第111070号

親の介護や自分の老後に備えて、手すりを付け、段差をなくしたい。バリアフリーリフォームの減税は、50歳以上の人や要介護認定を受けた人などが使えます。所得税と固定資産税で年齢の条件が違う点が、見落としやすいところです。

手すりや段差の解消など、バリアフリーリフォームの減税の対象になる工事のイラスト

結論所得税は50歳以上などで最大20万円の控除、固定資産税は65歳以上などで3分の1減

  • 所得税は、標準的な費用の10%を控除(費用200万円まで、最大20万円)。差し引き後の費用が50万円を超える工事が対象(タックスアンサーNo.1220)
  • 所得税の対象は、50歳以上、要介護・要支援の認定を受けた人、障害者、65歳以上などの親族と同居する人
  • 固定資産税は、65歳以上や要介護などの人が住む築10年以上の家で、翌年度分が3分の1減る
  • 介護保険の住宅改修の支給額や自治体の補助金は、どちらの減税でも費用から差し引く

この記事は制度の一般的な説明です。2026年9月時点の国税庁などの公開情報に基づいており、個別の税額や適用の可否は税務署・税理士にご確認ください。

どこから手すりや段差を直すかの順番は、バリアフリーリフォームの進め方から考えられます。

バリアフリーリフォームで減税の対象になる人は?所得税は50歳、固定資産税は65歳から

所得税の控除は50歳以上の人など、固定資産税の減額は65歳以上の人などが住む家が対象です。年齢は、所得税は住み始めた年の12月31日、固定資産税は工事の翌年1月1日で見ます。

比べる点所得税の控除固定資産税の減額
対象の人50歳以上、要介護・要支援、障害者、高齢者等と同居65歳以上、要介護・要支援、障害者が住む
家の条件自分が所有して住む家新築から10年以上・賃貸でない
費用の条件差し引き後の標準的な費用が50万円超差し引き後の工事費が50万円超
床面積原則50㎡以上40〜240㎡(2026年4月以降の工事)
対象の期間2028年12月31日までに住む2031年3月31日までの工事

所得税の床面積は、40㎡以上50㎡未満でも合計所得1,000万円以下なら対象です(2026年1月以降に住む場合)。

対象になる工事は8種類

対象になるのは、次の8種類のどれかを含むバリアフリー改修です。どれに当たるかは、建築士などが増改築等工事証明書で証明します。

  1. 車椅子で通れるよう、通路や出入口の幅を広げる
  2. 階段をつくり直して、勾配をゆるやかにする
  3. 浴室を広げる、またぎの低い浴槽にするなどの改良
  4. トイレを広げる、座る便器にするなどの改良
  5. 浴室・トイレ・玄関やその間の通路に手すりを付ける
  6. 床の段差をなくす(浴室の出入口などは小さくする工事も)
  7. 開き戸を引き戸にする、ドアノブをレバーにするなど
  8. 床を滑りにくい材料に替える

控除はいくら?介護保険の支給は差し引く

所得税の控除額は、標準的な費用から介護保険の支給額などを引いた額の10%で、上限は20万円です。標準的な費用は、国が工事の種類ごとに決めた単価をもとに証明書に書かれます。

仮の計算で、バリアフリー改修の標準的な費用が80万円、介護保険の支給が18万円なら、差し引いた62万円の10%で控除は6.2万円(2026年9月時点)

図は、仮に介護保険の住宅改修で18万円の支給を受けた場合の計算です。支給の上限や申請の順番は介護保険の住宅改修にあります。

固定資産税の減額はいつ申告する?

固定資産税の減額は、工事の完了から3か月以内に市区町村へ申告し、翌年度分が100㎡相当分を上限に3分の1減ります(稲城市の案内など)。

  • 東京23区は都税事務所が窓口。増改築等工事証明書を出すと、工事明細書や写真などを省ける
  • 耐震改修の減額と同じ年度に重ねては受けられない
  • 同じ家で以前にこの減額を受けていたら、使えない

手続きは、介護保険が工事の前、減税が工事の後

介護保険の住宅改修を使うなら工事の前に申請し、工事後は固定資産税を3か月以内、所得税を翌年の確定申告で申告します。順番を逆にすると、支給や減額を受けられないことがあります。

バリアフリーリフォームの減税の流れは、ケアマネジャーや市区町村に相談、契約前に証明書を出せるか確認、工事、3か月以内に固定資産税の申告、翌年に確定申告の5段階

増改築等工事証明書を出せる工事かどうかは、工事の内容をLINEで送っていただければお答えできます。控除額や申告は税理士・税務署にご確認ください。

耐震改修と一緒に工事する場合の減税は、耐震リフォームの減税で条件を比べられます。

よくある質問

Q. バリアフリーリフォームの減税でいくら戻りますか?

所得税は標準的な費用の10%で最大20万円、固定資産税は翌年度分が3分の1減ります(2026年9月時点)。実際の額はその年の税額などで変わるので、税務署か税理士に確かめます。

Q. 親のための工事でも使えますか?

所得税は、65歳以上か要介護認定などを受けた親と同居していれば、50歳未満の人も対象です。ただし、工事をする家を自分で所有していることが条件です。

Q. 住宅ローン控除と両方使えますか?

両方の条件を満たしても、どちらか一方を選びます。この控除で申告すると、あとから住宅ローン控除に切り替えられないため、申告の前に税務署で確かめます(No.1220)。

まとめ

  • バリアフリーリフォームの減税は、所得税で最大20万円の控除、固定資産税で翌年度3分の1の減額
  • 所得税は50歳以上など、固定資産税は65歳以上などが住む家。条件が違う
  • 介護保険の支給は差し引き、固定資産税は完了から3か月以内に申告する

工事の前に、家族の年齢と要介護認定の有無、登記の床面積をメモしておくと、どの減税の条件に当たるかを確かめやすくなります。

出典

この記事は、次の資料を確かめて書いています。

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工事のことは、LINEから相談できます

工事の内容や費用の目安を相談できます。増改築等工事証明書を出せる工事かどうかも、工事の内容からお答えできます。控除額や申告は、税理士・税務署にご確認ください。

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このテーマの基本ガイド

リフォーム減税の一覧⁠|所得税の控除と固定資産税の減額リフォーム減税は、所得税の控除(工事ごとに標準的な費用の10%、ローンなら年末残高等の0.7%)と、固定資産税の翌年度の減額の2本立てです(2026年9月時点)。申告先は税務署と市区町村で、時期も別々です。