本文へ移動

建て替えとリフォームどっちがいい?費用と判断の基準

壁紙と内装

5分で読めます

運営:株式会社紺野商事 カベウチ編集部(編集方針)宅地建物取引業 東京都知事(1)第111070号

築30年を過ぎると、建て替えとリフォームどっちがいいか、家族で意見が分かれることがあります。決め手は築年数ではなく、骨組みを生かせるかと、今の土地に同じ大きさで建て直せるかの2つです。

建て替えとリフォーム、どっちを選ぶかの分かれ道に立つ夫婦のイラスト

結論骨組みが使えるならリフォーム。費用は平均470万円と建て替えの約9分の1

  • 費用の平均は、一戸建てのリフォームが470万円、首都圏の注文住宅の建設費が4,253万円(解体費と仮住まいは別)
  • 基礎の大きな傷みや広い腐朽があり、補強費がかさむなら建て替えも比べる
  • 道路に2m以上接していない土地は、原則として建て替えができない
  • 建て替えは新築の税金や登記の費用、長めの仮住まいが加わる

リフォームと建て替えの違い

リフォームは今の建物の骨組みを残して直す工事で、建て替えは建物を解体して新しく建てる工事です。残せるものがあるかどうかで、費用も手続きも変わります。

項目リフォーム建て替え
骨組み残して直す解体して新しくする
間取りの自由度柱や壁の位置に制約がある法規の範囲で自由に決められる
手続き内容によって建築確認が要る建築確認・解体と新築の登記
住みながら範囲によってはできるできない(仮住まいが要る)

中古の家を買って直すか建て直すかで迷う場合は、中古戸建てを買ってリフォームする前の確認も参考になります。

建て替えとリフォームどっちが安い?費用の差

建て替えの建設費は首都圏の注文住宅で平均4,253万円、リフォームは一戸建ての平均で470万円です。工事の規模が違うことを考えても、差は大きく開きます。

費用の参考として、一戸建てのリフォーム費用の平均は470万円、首都圏の注文住宅の建設費の平均は4,253万円

建設費は住宅金融支援機構の2024年度フラット35利用者調査の値で、住宅面積の平均は約118㎡です。解体費や仮住まいの費用は含まれていません。

リフォームも、骨組みまで戻す工事や耐震補強を加えると金額が上がります。範囲ごとの考え方は全面リフォームの費用で紹介しています。

どんな状態なら建て替えも比べる?

基礎の大きなひびや沈下、土台や柱の広い腐朽があり、補強の費用がかさむなら、建て替えも比べる状態です。次の4つが重なるほど、骨組みを生かす利点は小さくなります。

建て替えとリフォームどっちか迷ったときに見たいサインは、基礎の大きなひびや沈下、土台や柱の広い腐朽やシロアリ被害、旧耐震で補強の費用がかさむ、間取りを大きく変えたいの4つ

1981年5月以前に建てた家は旧耐震基準です。耐震診断は建築士が行い、自治体によっては診断や補強の費用を補助する制度があります。

今の家を生かして直す工事の進め方は、外観や基礎まわりの写真をLINEで送っていただければ、施工会社の立場からお答えします。補強が要るかどうかの判断は、建築士の耐震診断に任せてください。

今の土地に建て替えられる?再建築とセットバック

道路に2m以上接していない土地や、今の基準に合わない建物は、同じ大きさの家を建て直せないことがあります。建て替えを考える前に、建築基準法の次の3点を確かめます。

  • 接道義務:敷地が道路に2m以上接していないと、原則として建て替えられない(建築基準法43条)
  • セットバック:幅4m未満の道に面した土地は、道の中心から2m下がった線が道路の境界とみなされ、敷地が狭くなる(同42条2項)
  • 今の基準に合わない建物:建てた後に規制が変わり、建ぺい率や容積率を超えている家は、同じ大きさで建て直せないことがある

土地の条件は、市区町村の建築指導の窓口で道路の種類や規制を調べられます。

税金と仮住まいの違い

建て替えは新しい家を取得することになるため、リフォームにはない税金と手続きが加わります。仮住まいの期間も、解体から完成まで続きます。

  • 不動産取得税:家を新築したときにかかる都道府県の税金(一定の住宅には軽減制度がある)
  • 登記:古い建物の滅失登記と、新しい建物の表題登記(どちらも1か月以内の申請が義務)
  • 固定資産税:新しい建物の評価で決まり直す(新築住宅の減額制度がある)
  • 仮住まい:家賃と引っ越し2回分、荷物の保管の費用

税額の見込みは、都道府県の税事務所や税理士に確認してください。

よくある質問

Q. 築何年を過ぎたら建て替えのほうがよいですか?

築年数だけでは決まらず、同じ築40年でも手入れが続いた家は骨組みを生かせることがあります。基礎と土台の状態、耐震診断の結果、補強の費用を見てから比べてください。

Q. 再建築不可の家はリフォームしかできませんか?

建て替えは原則できませんが、建築確認が要らない範囲のリフォームはできます。大規模なリフォームは確認申請が要る場合があるので、工事の前に市区町村の窓口と施工会社に確かめてください。

Q. 建て替えとリフォームの見積もりは同時に取ったほうがいいですか?

同時に取ると、同じ家の条件で比べられます。建て替えはハウスメーカーや工務店、リフォームは施工会社と頼み先が分かれることが多いので、要望と予算の上限をそろえて伝えてください。

まとめ

  • 建て替えとリフォームどっちにするかは、骨組みを生かせるかで決まる
  • 首都圏の注文住宅の建設費は平均4,253万円で、解体費と仮住まいが別にかかる
  • 建て替えの前に、接道とセットバックで同じ大きさの家を建てられるか確かめる

まずは登記簿や建築確認の書類で建てた年を確かめ、市区町村の窓口で前の道路の種類を聞いてみてください。リフォームを選んだ後の段取りは内装リフォームの進め方ガイドが参考になります。

出典

この記事は、次の資料を確かめて書いています。

この記事のタグ

写真を送るだけで、LINEから相談できます

外壁のひびも、はがれた壁紙も、スマホで撮って送るだけ。工事の進め方や費用の目安を相談できます。

ご相談は運営会社の株式会社紺野商事が受け付けます。

相談だけでも大丈夫です。

このテーマの基本ガイド

内装リフォームの進め方ガイド⁠|費用・期間・業者選びの基本一戸建てのリフォーム費用は100〜300万円が最も多く、平均は470万円です(住宅リフォーム推進協議会、2025年度)。内装リフォームは相談から引き渡しまで6段階で進み、見積もりの前に優先順位と予備費を決めるのがこつです。