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フッ素塗料は高い?耐用年数と費用対効果をシリコンと比較

外壁

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運営:株式会社紺野商事 カベウチ編集部(編集方針)宅地建物取引業 東京都知事(1)第111070号

30坪前後の外壁なら、フッ素塗料はシリコン系より27〜38万円ほど高くなります。ただ、1回の金額だけでなく、この先30年で何回塗るかまで含めると、比べ方が変わります。

長い年月の塗り替え回数で比べる、フッ素塗料とシリコン系の総費用のイラスト

結論30坪前後で1回91〜128万円。塗る回数が1回減れば総額は下がる

  • 延べ床21〜30坪なら、1回の費用はフッ素系91〜128万円、シリコン系64〜90万円(当サイトの計算)
  • フッ素系は見た目を保てる年数が約14年で、シリコン系の約10年より長い
  • 長く住み、塗り替えを1回減らせるなら、総費用はシリコン系より抑えられる
  • 目地のシーリングや付帯部の持ちも合わせないと、効果を生かしにくい

フッ素系はどんな塗料?

フッ素塗料とは、紫外線や雨による劣化に強いフッ素樹脂を主に使った、外壁用の中でも長持ちする部類の塗料のことです。建築用の耐候性塗料の規格(JIS K 5658)では、最も持ちのよい1級の塗料と対応づけられています。

  • 建築研究所の資料では、見た目を保てる年数がフッ素系で約14年、シリコン系で約10年
  • JIS K 5658の1級は、キセノンランプを2,500時間当てた後も、つやを8割以上保つことが条件
  • 費用はシリコン系より高く、無機系よりは抑えやすい

ウレタン系から無機系までの持ちと費用は、外壁塗料の種類と選び方で並べて比べています。

フッ素塗料はいくら?耐用年数と価格帯

フッ素塗料の外壁塗装は、当サイトのシミュレーターで延べ床21〜30坪なら91〜128万円です。塗った外壁は、14年前後でつやが新品の3割ほどまで落ちるのが目安です。

延べ床シリコン系フッ素系
〜20坪46〜64万円63〜89万円
21〜30坪64〜90万円91〜128万円
31〜40坪84〜118万円120〜170万円

表は2階建て・足場込みで、外壁の劣化が軽い場合の値です。下限はサイディング、上限はモルタルに当たります。

自分の家の条件はかんたん見積もりシミュレーターで計算できます。

塗り替えの回数で比べる総費用

足場代は塗り替えのたびにかかるので、長く住む家ほど、1回の単価より回数で比べる意味が出ます。延べ床21〜30坪で、この先30年に塗る回数を仮に置いて計算しました。

フッ素塗料の費用対効果の仮の計算として、延べ床21〜30坪で30年のあいだにシリコン系を3回塗ると191〜269万円、フッ素系を2回塗ると181〜256万円(足場込み、物価の変動は入れていない)

仮にシリコン系を3回、フッ素系を2回と置くと、フッ素系のほうが総額で10〜13万円ほど少なくなります。実際の回数は傷み具合で変わり、物価の変動も入っていないため、考え方の目安として見てください。

住む年数が15年ほどなら、どちらも1回で済むことが多く、1回の費用が安いシリコン系が有利です。

選ぶ前に確かめたい注意点

塗料が長持ちしても、目地や付帯部などほかの部分が先に傷めば、結局は足場を組み直すことになります。フッ素系を選ぶときは、家全体の持ちをそろえる視点が欠かせません。

フッ素塗料を選ぶときに確かめたいのは、目地のシーリング材の持ち、雨どいや破風などの付帯部の塗料、下地のひびの補修、次の塗り替えで使える下塗り材の4つ

国の研究所の資料では、目地のシーリング材は新築後10年ほどで痩せ始めるとされています。塗料の年数に合わせて、シーリング材の種類も見積もりで確かめてください。

あと何年住むかを踏まえて塗料を決めたいときは、LINEで築年数とこの先の予定を教えてください。

向いているのはどんな家?

フッ素系が向いているのは、この先20年以上住む予定があり、塗り替えの回数をできるだけ減らしたい家です。足場代がかさむ家ほど、回数を減らす効果が大きくなります。

  • この先20〜30年は住み続ける予定
  • 3階建てなど足場代が高い家(当サイトの計算では、同じ延べ床で足場代が2階建ての約1.2倍)
  • 日当たりが強い南面や西面が広く、色あせが気になっている

さらに長い年数をうたう塗料と比べるなら、無機塗料のメリットとデメリットも読んでおくと判断しやすくなります。

塗装工事の流れは外壁塗装の基礎ガイドにまとめています。

よくある質問

Q. フッ素塗料なら20年塗らなくていいですか?

見た目を保てる年数の目安は約14年で、20年もつと言い切れる公的な目安はありません。製品ごとの期待年数はカタログで確かめ、実際の時期は点検で決めてください。

Q. フッ素系は艶が強すぎませんか?

艶の程度を選べる製品があります。落ち着いた仕上がりにしたいときは、艶を抑えたタイプがあるかをカタログや色見本で確かめ、大きめの見本板で見比べてから決めると安心です。

Q. 屋根だけフッ素系にするのはありですか?

あります。屋根と外壁で塗料を変えることはできるので、次の塗り替え時期をそろえたいなら、両方の塗料の期待年数を並べてから決めてください。

まとめ

  • フッ素塗料は見た目を保てる年数が約14年で、1回の費用はシリコン系より4割ほど高い
  • 30年で塗る回数が1回減るなら、総額はシリコン系より抑えられる
  • シーリング材や付帯部の持ちもそろえないと、長持ちを生かしにくい

家族で「この家にあと何年住むか」を話し合い、その年数をもとに塗料の候補を絞ってみてください。

出典

この記事は、次の資料を確かめて書いています。

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このテーマの基本ガイド

外壁塗料の種類と選び方⁠|シリコン・フッ素・無機の違い外壁塗料の種類は、見た目を保てる年数がシリコン系で約10年、フッ素系で約14年と樹脂で変わります。延べ床21〜30坪ならシリコン系64〜90万円、無機系105〜149万円(当サイトの目安)で、住む年数から選ぶと迷いません。