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シリコン塗料の特徴と耐用年数⁠|選ばれる理由と注意点

外壁

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運営:株式会社紺野商事 カベウチ編集部(編集方針)宅地建物取引業 東京都知事(1)第111070号

外壁塗装の見積もりで、いちばんよく目にするのがシリコン塗料です。なぜ選ばれるのか、何年もつのか、同じシリコンでも何が違うのかを、公的な資料と当サイトのシミュレーターで確かめました。

外壁の前に塗料缶とローラーを置いた、シリコン塗料で塗り替える準備のイメージ

結論持ちと価格のバランスがよく、あと10〜15年住む家に向く

  • シリコン系は、つやなどの見た目を保てる年数が約10年
  • 30坪前後の2階建てなら、外壁塗装は64〜90万円が目安(劣化が少ない場合)
  • 水性か溶剤系かで持ちの差は小さく、臭いや下地との相性で選ぶ
  • 同じシリコンでも製品で等級が違うので、製品名で比べる

シリコン塗料とは

シリコン塗料とは、アクリル樹脂にシリコンの成分を組み合わせた、アクリルシリコン樹脂を主に使う塗料のことです。ウレタン系より持ちがよく、フッ素系より価格を抑えやすい中間の位置づけです。

  • 建築研究所の資料では、見た目を保てる年数がウレタン系約7年、シリコン系約10年、フッ素系約14年
  • 建築用の耐候性塗料の規格(JIS K 5658)では、アクリルシリコン系は2級の塗料と対応づけられている
  • 戸建ての塗り替えで広く使われ、色や艶の選択肢が多い

ほかの塗料との比較は外壁塗料の種類と選び方にまとめています。

シリコン塗料は何年もつ?費用は?

シリコン系で塗った外壁は、10年前後でつやが新品の3割ほどまで落ちるのが目安です。費用は延べ床で変わり、当サイトのシミュレーターでは次の幅になります。

シリコン塗料で外壁を塗る費用の目安は、延べ床20坪までが46〜64万円、21〜30坪が64〜90万円、31〜40坪が84〜118万円

2階建て・足場込み・劣化が「良好」の場合で、下限はサイディング、上限はモルタルの値です。劣化が「一部あり」なら1割ほど上がり、条件を変えた金額はかんたん見積もりシミュレーターで出せます。

水性と溶剤系、どちらが長持ち?

水性と溶剤系で見た目を保てる年数の差は小さく、建築研究所の資料でも同じ係数で扱われています。水性は水で、溶剤系はシンナーなどの有機溶剤で薄めて使う塗料で、同じシリコン系にも両方があります。

項目水性溶剤系(弱溶剤を含む)
薄めるもの水シンナーなどの有機溶剤
有機溶剤使わない含む
見た目を保つ年数溶媒による差は小さい溶媒による差は小さい
選ぶ目安住みながらの工事で臭いを抑えたいとき下地や部位との相性で指定されるとき

どちらを使うかは、塗る外壁材と下塗り材の組み合わせで決まることがあります。見積書に、水性か溶剤系かが書かれているかを見てください。

同じシリコンでも品質に差が出る理由

「シリコン」は樹脂の系統を表す呼び名にすぎず、同じ呼び名でも製品ごとに性能は一つではありません。規格の等級は、樹脂の名前ではなく試験の結果で決まります。

シリコン塗料の見積もりで確かめたいのは、メーカー名と製品名、JIS K 5658の等級、水性か溶剤系か、下塗りを含めて塗る回数の4つ

JIS K 5658の2級は、キセノンランプを1,200時間当てた後も、つやを8割以上保つことが条件です。1級は2,500時間なので、カタログに等級があれば比べる手がかりになります。

今の外壁にシリコン系で足りるか知りたいときは、外壁の写真をLINEで送って相談できます。

向いているのはどんな住まい?

シリコン系は、あと10〜15年ほど住む予定の家や、費用を抑えつつ持ちも確保したい家に向いています。反対に、20年以上住み、塗り替えの回数を減らしたい家は、フッ素系と比べる価値があります。

  • 向いている:次の塗り替えのころに住み替えや建て替えを考えている
  • 向いている:外壁の傷みが軽く、初めての塗り替え
  • 比べたい:長く住む予定で、足場を組む回数を減らしたい(30年の総額はフッ素塗料は高いのかで計算)

塗装工事全体の流れは外壁塗装の基礎ガイドが参考になります。

よくある質問

Q. シリコン塗料なら10年たったら塗り替えですか?

10年は見た目の目安で、その時点で塗膜の役目が終わるわけではありません。チョーキングや目地のひびなどの傷み具合を点検し、状態を見て塗り替えの時期を決めてください。

Q. 1液型と2液型は何が違いますか?

1液型はそのまま使える塗料、2液型は使う直前に主剤と硬化剤を混ぜる塗料です。どちらが合うかは製品と下地で決まるので、見積書の製品名からカタログで確かめてください。

Q. シリコン系から別の塗料に替えることはできますか?

できます。上に塗る塗料ごとに合う下塗り材が決まっているので、フッ素系や無機系に替えるときは、今の塗膜の状態を見てもらってから選んでください。

まとめ

  • シリコン塗料は見た目を保てる年数が約10年で、持ちと価格のバランスがよい
  • 30坪前後なら外壁塗装は64〜90万円が目安。水性と溶剤系の持ちの差は小さい
  • 同じシリコンでも等級が違うので、製品名とカタログで比べる

塗り替えがまだ先なら、前回の工事の書類で、使った塗料の種類と製品名を確かめておきましょう。

出典

この記事は、次の資料を確かめて書いています。

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このテーマの基本ガイド

外壁塗料の種類と選び方⁠|シリコン・フッ素・無機の違い外壁塗料の種類は、見た目を保てる年数がシリコン系で約10年、フッ素系で約14年と樹脂で変わります。延べ床21〜30坪ならシリコン系64〜90万円、無機系105〜149万円(当サイトの目安)で、住む年数から選ぶと迷いません。