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ラジカル塗料とは⁠|シリコンとの違いと選び方

外壁

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運営:株式会社紺野商事 カベウチ編集部(編集方針)宅地建物取引業 東京都知事(1)第111070号

外壁塗装の見積もりに出てくる「ラジカル塗料」は、シリコン系と何が違うのでしょうか。当サイトの単価では1㎡あたりの差は300円ほどで、選ぶ決め手は製品の等級と住む年数です。

紫外線を受けた塗膜の中で劣化のもとを抑える、ラジカル塗料の仕組みのイラスト

結論チョーキングの原因を抑える技術。年数は製品のカタログで比べる

  • ラジカル制御型塗料は、紫外線で顔料から出る「ラジカル」を抑える技術を使った塗料
  • 費用はシリコン系とほぼ同じで、1㎡あたり300円高い(当サイトの単価)
  • 公的な共通の耐用年数の目安はなく、製品ごとの期待年数と等級で比べる
  • 同じ予算なら、シリコン系・フッ素系と並べて住む年数で選ぶ

ラジカル塗料とは?チョーキングを抑える仕組み

ラジカル制御型塗料とは、塗膜を傷める「ラジカル」を抑えて、劣化を遅らせる技術を使った塗料のことです。日本ペイントは、ラジカルの発生を抑え、出たものを閉じ込める技術を「ラジカル制御」と呼んでいます。

  • 樹脂の種類ではなく、劣化を抑える技術の名前(樹脂ごとの比較は外壁塗料の種類と選び方)
  • 同じ「ラジカル」でも、製品ごとに樹脂や性能が違う
  • 見積書では「ラジカル制御形」「ラジカル制御型」と書かれることがある

外壁の塗膜は、紫外線や雨にさらされて表面の樹脂が分解し、手で触ると白い粉がつく「チョーキング」が起きます。ラジカル塗料は、この分解のきっかけになるラジカルに働きかけます。

ラジカル塗料が抑えるチョーキングの流れは、紫外線が当たる、顔料の酸化チタンからラジカルが出る、樹脂の結合が壊れる、顔料が粉になって表面に出るの4段階

日本ペイントの説明では、酸素や水とともに紫外線が当たると、顔料の酸化チタンからラジカルが出て、樹脂の結合を壊します。国の研究所の資料でも、チョーキングは表層の樹脂が分解した状態とされています。

ラジカル塗料とシリコン塗料の違いは?

ラジカル系とシリコン系の大きな違いは、劣化を抑える仕組みを持っているかどうかです。費用の差は小さく、比べると次のようになります。

項目シリコン系ラジカル系
何の名前か樹脂の種類劣化を抑える技術
見た目を保つ年数約10年(建築研究所)公的な共通の目安なし
1㎡単価(当サイト・足場を除く工事一式)5,500円5,800円
比べ方製品名とJISの等級製品名とJISの等級・期待年数

シリコン系の年数や水性・溶剤系の違いは、シリコン塗料の特徴と耐用年数にまとめています。

ラジカル塗料の費用はいくら?何年もつ?

延べ床21〜30坪・2階建ての外壁をラジカル系で塗る費用は、当サイトのシミュレーターで66〜93万円と、シリコン系より2〜3万円高い程度です。耐用年数は公的な共通の目安がないため、カタログで確かめます。

延べ床21〜30坪の2階建てで、外壁塗装の目安はシリコン系64〜90万円、ラジカル系66〜93万円、フッ素系91〜128万円

図は足場代を含み、外壁の傷みが軽い場合の値で、幅の下側がサイディング、上側がモルタルです。自分の家の条件はかんたん見積もりシミュレーターで出せます。

選ぶときの注意点

ラジカル系を選ぶときは、「ラジカル」という呼び名ではなく、メーカー名と製品名で比べることが第一です。見積書とカタログで、次の点を確かめてください。

  • メーカー名と製品名、JIS K 5658の等級が分かるか
  • カタログの期待年数が、どんな試験や条件で示されているか
  • 今の外壁材と、組み合わせる下塗り材が仕様に合っているか
  • 目地のシーリング材や付帯部の塗料も、持ちの近いものにそろっているか

今の外壁のチョーキングの程度を見てほしいときは、手に付いた粉の写真をLINEで送ってください。

塗料を決めた後の工事の進み方は外壁塗装の基礎ガイドにまとめています。

よくある質問

Q. ラジカル系はシリコン系より長持ちしますか?

劣化を抑える仕組みがある分、長い期待年数をうたう製品が多くあります。ただし公的な共通の目安は確かめられないので、製品のカタログで年数の根拠と等級を比べてください。

Q. チョーキングが出ている外壁にも塗れますか?

塗れますが、粉が残ったままだと塗料が密着しにくくなります。高圧洗浄で粉を落とし、下地に合った下塗り材を使う工程が見積書に書かれているか確かめてください。

Q. ラジカル系とフッ素系はどちらを選べばいいですか?

1回の費用は当サイトの単価でフッ素系が高く、公的な資料に約14年の目安があるのもフッ素系です。ラジカル系は製品の期待年数の根拠を確かめ、住む年数と予算で比べてください。

まとめ

  • ラジカル塗料は、チョーキングの原因になるラジカルを抑える技術を使った塗料
  • 費用はシリコン系とほぼ同じで、公的な共通の耐用年数の目安はない
  • 呼び名ではなく、製品名・等級・期待年数の根拠で比べる

見積書に「ラジカル」とだけ書かれていたら、メーカー名と製品名を書き加えてもらうよう頼んでみてください。

出典

この記事は、次の資料を確かめて書いています。

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このテーマの基本ガイド

外壁塗料の種類と選び方⁠|シリコン・フッ素・無機の違い外壁塗料の種類は、見た目を保てる年数がシリコン系で約10年、フッ素系で約14年と樹脂で変わります。延べ床21〜30坪ならシリコン系64〜90万円、無機系105〜149万円(当サイトの目安)で、住む年数から選ぶと迷いません。